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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:エーザイ、三井金、アイフル

エーザイ <日足> 「株探」多機能チャートより
■エーザイ <4523>  9,873円  +1,247 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 エーザイ<4523>が寄り付き大量の買い注文を集めカイ気配スタートで水準を切り上げている。同社は7日取引終了後、米バイオジェンと共同開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、BLA申請が米食品医薬品局(FDA)に受理され優先審査の指定を受けたと発表した。アデュカヌマブは認知症の進行を遅らせる薬として市場の関心を集めてきたが、今回FDAの優先審査を受けたことに伴い審査期間が短縮され来年3月初旬までに可否が判断される見通し。これを材料視する形で投資資金が集中する格好となった。

■三井金属 <5706>  2,606円  +272 円 (+11.7%)  11:30現在
 三井金属<5706>が急反発している。同社は7日取引終了後に、21年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前年同期比53.2%減の25億円(従来予想は5億円)に上方修正した。売上高見通しは同9.7%減の2150億円(従来予想は2100億円)に引き上げた。金属価格が想定を上回って推移しているほか、受取配当金の増加、自動車部品セグメントの原価低減効果が主な押し上げ要因だとしている。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■アイフル <8515>  256円  +24 円 (+10.3%)  11:30現在
 アイフル<8515>が商いを大きく膨らませ、マドを開けて買われる人気となった。一時12.5%高の261円まで買われ、中期波動の分水嶺である75日移動平均線を一気に上回り、底離れを鮮明としている。7日取引終了後に発表した20年4~6月期業績は営業利益が前年同期比2.1倍の63億2900万円と急拡大、上期見通しの81億円に対する進捗率は78%に達している。これを受けて株価の値ごろ感に着目した買いを呼び込む格好となっている。

■テクノプロH <6028>  6,160円  +570 円 (+10.2%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「前期税引き前は15%増で8期連続最高益・4-6月期(4Q)税引き前は4%増益、今期業績は非開示、前期配当を10円増額」が好感された。
 テクノプロ・ホールディングス <6028> が8月7日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年6月期の連結税引き前利益は前の期比15.4%増の158億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新した。なお、21年6月期の業績見通しは開示しなかった。同時に、前期の年間配当を140円→150円(前の期は134円)に増額し、今期の年間配当は未定とした。
  ⇒⇒テクノプロHの詳しい業績推移表を見る

■大平洋金属 <5541>  1,719円  +158 円 (+10.1%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「非開示だった今期経常は24%増益、未定だった配当は15円実施」が好感された。
 大平洋金属 <5541> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.3億円の赤字(前年同期は6億円の赤字)に赤字幅が縮小した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は15円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の15円に減配となる。
  ⇒⇒大平洋金属の詳しい業績推移表を見る

■WDBホールディングス <2475>  2,901円  +258 円 (+9.8%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は13%増益で着地」が好感された。
 WDBホールディングス <2475> が8月7日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.3%増の13.6億円に伸び、4-9月期(上期)計画の19.6億円に対する進捗率は69.7%に達し、5年平均の49.6%も上回った。
  ⇒⇒WDBホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■学研ホールディングス <9470>  1,508円  +127 円 (+9.2%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常は38%増益・通期計画を超過」が好感された。
 学研ホールディングス <9470> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)の連結経常利益は前年同期比38.5%増の51.2億円に拡大し、通期計画の48億円に対する進捗率が106.8%とすでに上回り、さらに5年平均の77.9%も超えた。
  ⇒⇒学研ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■山口FG <8418>  699円  +56 円 (+8.7%)  11:30現在
 7日に発表した「3.91%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の3.91%にあたる1000万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月11日から12月23日まで。

■天馬 <7958>  1,700円  +136 円 (+8.7%)  11:30現在
 7日に発表した「4.2%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の4.2%にあたる100万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月11日から21年8月10日まで。

■夢真ホールディングス <2362>  615円  +48 円 (+8.5%)  11:30現在
 夢真ホールディングス<2362>が急反発している。前週末7日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年10月~20年6月)連結決算が、売上高441億1800万円(前年同期比17.0%増)、営業利益46億5800万円(同23.5%増)、純利益25億4900万円(同1.7%増)と大幅増益となったことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響で、採用活動を抑制する一方、稼働維持に注力したことにより、派遣単価の上昇と高稼働率が維持され、建設技術者派遣及び付随事業とエンジニア派遣及び付随事業が伸長し業績を牽引した。また、前期に行ったM&Aにより新たに子会社化した会社も業績向上に寄与した。20年9月期通期業績予想は、売上高580億~600億円、営業利益58億~66億円、最終利益37億~42億円を見込む。なお、20年9月期からIFRSを任意適用するため、前期との比較はない。

■FUJI <6134>  2,018円  +145 円 (+7.7%)  11:30現在
 FUJI<6134>が大幅高で4日ぶりに反発している。前週末7日の取引終了後、21年3月期連結業績予想について、売上高を1120億円から1230億円(前期比12.7%減)へ、営業利益を90億円から125億円(同36.1%減)へ、純利益を69億円から94億円(同37.2%減)へ上方修正したことが好感されている。ロボットソリューション事業において、第1四半期に通信機器関連などで従来予想を上回る受注があったことが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高378億円(前年同期比23.0%増)、営業利益64億3400万円(同32.9%増)、純利益49億4800万円(同22.1%増)だった。

■T&Dホールディングス <8795>  991円  +70 円 (+7.6%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.8倍増益で着地」が好感された。
 T&Dホールディングス <8795> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の839億円に急拡大し、通期計画の1830億円に対する進捗率は45.9%に達し、5年平均の25.5%も上回った。
  ⇒⇒T&Dホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■アマダ <6113>  835円  +59 円 (+7.6%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は99%増益で着地」が好感された。
 アマダ <6113> が8月7日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比99.3%増の99.3億円に拡大した。
  ⇒⇒アマダの詳しい業績推移表を見る

■ミライトHD <1417>  1,551円  +106 円 (+7.3%)  11:30現在
 ミライト・ホールディングス<1417>は急反発している。7日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益が前年同期比49.8%増の25億6000万円に拡大しており、これを好感する買いが入っている。ICTソリューション事業で大手電機販売店向けソフト開発案件が完成したほか、モバイル関連の工事部材や学校向けパソコン・サーバーなどの販売が増加したことが寄与。また、空調工事やNTT<9432>向けの設備運営業務が増勢だったことも業績拡大に貢献した。

■菊水化学工業 <7953>  449円  +80 円 (+21.7%) ストップ高   11:30現在
 菊水化学工業<7953>が急反発。前週末7日の取引終了後、幸成商事(大阪市中央区)と共同で、酸化チタンの光触媒作用を用いたクラスター対策用空気殺菌装置「ラジカルバスターV1」を17日から販売すると発表しており、これが好感されている。同装置は、装置の製造を担当する幸成商事の石幸成和社長が、アナターゼ型酸化チタンと特殊フッ素樹脂を用いて高濃度酸化チタンボードを作成する基本特許を取得しており、それに基づいて開発されたもの。新型コロナウイルスと類似性の高いとされる、バクテリオファージQβやA型インフルエンザウイルスなどを用いた抗ウイルス試験で高い削減率を示したことから、今回の販売に至ったという。なお、通期業績に与える影響は軽微としている。

■MTG <7806>  904円  +150 円 (+19.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 MTG<7806>がカイ気配のまま水準を急速に切り上げ、上放れを鮮明としている。圧倒的に買い注文が多く、値幅制限いっぱいまで買われる可能性が高い。同社は「シックスパッド」などをはじめ数多くの健康美容機器を手掛ける。新型コロナウイルスの影響による小売店舗の休業もあって、足もと厳しい収益環境を強いられていたが、7日に発表した20年9月期第3四半期(10~6月)決算では営業損益が大幅改善傾向にあり、通期見通しについても従来予想の25億円の赤字から10億円の赤字へと急改善する見通しを発表、これが材料視された。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めのかからないなか、ジム通いから自宅で筋トレする方向に需要がシフトしており、これが同社の業績に反映されている。

■アクセル <6730>  948円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在
 アクセル<6730>がストップ高に買われている。7日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高25億6400万円(前年同期比67.4%増)、経常利益4億2500万円(同39倍)といずれも急拡大しており、これを好感する買いが入っている。主力のパチンコ・パチスロ機向けを中心にグラフィックスLSIやメモリモジュール製品の販売が急増した。パチンコ・パチスロ機向けはグラフィックスLSIが前年同期比約5万個増加となる約17万個を販売したほか、メモリモジュール製品は採用顧客の旺盛な需要に支えられ大幅な販売増加となった。

■アートSHD <3663>  965円  +150 円 (+18.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アートスパークホールディングス<3663>がストップ高カイ気配となっている。前週末7日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高30億700万円(前年同期比18.7%増)、営業利益3億5800万円(同56.4%増)、純利益2億700万円(同21.2%増)となり、従来予想の営業利益1300万円を大きく上回り、また通期計画を超過したことが好感されている。クリエイターサポート事業を展開している子会社セルシスが提供する、デジタル技術でコンテンツの制作から閲覧までを支援する製品・ソリューションへの需要が全世界で高まったことが牽引役となった。また、「CLIP STUDIO PAINT」のiPad版及びiPhone版で提供していたサブスクリプションモデルの課金システムを、新たにWindows及びMacOSなどパソコン環境向けにも提供し始めたことや、収益性の高い売り上げが計上されたことなども寄与した。

●ストップ高銘柄
 リグア <7090>  2,910円  +500 円 (+20.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 豊商事 <8747>  940円  -300 円 (-24.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 GMO TECH <6026>  2,960円  -700 円 (-19.1%) ストップ安   11:30現在
 日本ロジテム <9060>  3,870円  -700 円 (-15.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、4銘柄

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