【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ミクシィ、FUJI、ミライトHD (7日大引け後 発表分)
ミクシィ <日足> 「株探」多機能チャートより
7日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ミクシィ <2121> ★今期経常を27%上方修正
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.5倍の73.5億円に急拡大して着地。主力のスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」の課金収入が伸びたことが寄与。エヴァンゲリオンなど人気IPとのコラボや劇場版とのメディアミックス連携が奏功した。
第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の110億円→140億円に27.3%上方修正。減益率が35.0%減→17.3%減に縮小する見通しとなった。
ミライトHD <1417> ★4-6月期(1Q)経常は50%増益で着地
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.8%増の25.6億円に拡大して着地。ICTソリューション事業で大手電機販売店向けソフト開発案件が完成したほか、モバイル関連の工事部材や学校向けパソコン・サーバーなどの販売が増加したことが寄与。また、空調工事やNTT向けの設備運営業務が増勢だったことも業績拡大に貢献した。
マナック <4364> [東証2] ★4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の2.3億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、感染予防効果を発揮する固定化抗菌剤「Etak」の販売が大幅に増加したことが寄与。電子材料や工業薬品などの好調継続でファインケミカル事業の収益が拡大したことも増益に貢献した。
第1四半期実績だけで、通期計画の5.3億円に対する進捗率は44.3%に達しており、業績上振れが期待される。
HENNGE <4475> [東証M] ★今期経常を85%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆20年9月期の連結経常利益を従来予想の2.5億円→4.8億円に85.3%上方修正。増益率が45.5%増→2.7倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染拡大による海外渡航制限に伴うグローバル人材の入社遅延に加え、リアルイベントの開催自粛で広告宣伝費用が減少することなどが上振れの要因となる。
東洋合成 <4970> [JQ] ★上期経常を18%上方修正、通期も増額
◆21年3月上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の9.5億円→11.2億円に17.9%上方修正。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてテレワークや動画利用が拡大するなか、先端半導体用途の感光材や高純度合成溶剤を中心とした高付加価値製品の販売が伸びることが寄与。
併せて、通期の同利益を従来予想の17億円→18.7億円に10.0%上方修正。減益率が17.5%減→9.3%減に縮小する見通しとなった。
ウィルG <6089> ★今期税引き前を25%上方修正、配当も3円増額
◆21年3月期の連結税引き前利益を従来予想の20億円→25億円に25.0%上方修正。減益率が50.7%減→38.4%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けるファクトリーアウトソーシング領域は低迷する一方、コールセンターアウトソーシング領域や介護・保育領域の業績が想定より伸びる。新規投資計画や本社コストの見直しを進めたことなども上振れの要因となる。
併せて、期末一括配当を従来計画の14円→17円(前期は23円)に増額修正した。
FUJI <6134> ★4-6月期(1Q)経常は43%増益、通期増額修正
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比42.8%増の69.9億円に拡大して着地。主力の電子部品実装ロボットがスマートフォン関連や5G基地局など通信関連向けで需要が底堅く推移したうえ、半導体関連向けの販売が伸びたことが寄与。
第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の97億円→133億円に37.1%上方修正。減益率が51.8%減→33.9%減に縮小する見通しとなった。
ミダック <6564> ★4-6月期(1Q)経常は58%増益で着地
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比58.1%増の5.2億円に拡大して着地。主力の廃棄物処分事業が収益を牽引した。食品業界、医療業界、自治体などからの産業廃棄物の受託量が増加したほか、最終処分場の運営子会社では建設業界からと大型取引により搬入量が伸びた。
上期計画の6.5億円に対する進捗率は78.9%に達しており、業績上振れが期待される。
アクセル <6730> ★4-6月期(1Q)経常は39倍増益で着地
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比39倍の4.2億円に急拡大して着地。主力のパチンコ・パチスロ機向けを中心にグラフィックスLSIやメモリモジュール製品の販売が急増し、売上高は25.6億円と前年同期比67.4%の大幅増収を達成した。
JMS <7702> ★4-6月期(1Q)経常は3.7倍増益で着地
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の6.8億円に急拡大して着地。国内向け検診用手袋や薬剤調製・投与クローズドシステム、アジア向け血液バッグなどの販売が伸びるなか、原価率の改善に加え、販管費が減少したことが利益を大きく押し上げた。
レック <7874> ★4-6月期(1Q)経常は77%増益で着地
◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比77.3%増の18.8億円に拡大して着地。新型コロナウイルス感染症の影響で清掃・衛生用品を中心に販売が大幅に増加したうえ、前期に連結化したエフトイズ・コンフェクトの業績も加わり、14.5%の増収を達成した。衛生用品の増産で生産性が向上したことも大幅増益につながった。
上期計画の23.5億円に対する進捗率は80.3%に達しており、業績上振れが期待される。
株探ニュース