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【市況】東京株式(大引け)=58円安と3日ぶり小反落、利益確定売りが優勢に

 5日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに小反落。一時200円を超す下落となる場面があったが、後場に入り下げ渋った。

 大引けの日経平均株価は前日比58円81銭安の2万2514円85銭。東証1部の売買高概算は12億480万株。売買代金概算は2兆1780億7000万円となった。値上がり銘柄数は981と全体の約45%、値下がり銘柄数は1090、変わらずは102銘柄だった。

 4日のNYダウは景気対策への期待もあり上昇したものの、東京市場は前日までの2日間で日経平均が800円強上昇していたこともあり、利益確定売りが優勢な展開。為替相場は1ドル=105円半ばへ円高が進行したことも警戒された。ただ、日銀のETF買いに対する期待もあり、後場に入り下げ渋る展開となった。香港やシンガポールなどアジア市場が底堅い動きとなったことも安心感を誘った。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が安く、ソニー<6758>やダイキン工業<6367>、キーエンス<6861>が値を下げた。Zホールディングス<4689>やスズキ<7269>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株も軟調だった。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>やZOZO<3092>が売られた。

 半面、任天堂<7974>やレーザーテック<6920>が高く、トヨタ自動車<7203>や日本電産<6594>が値を上げた。ホンダ<7267>やキッコーマン<2801>がしっかり。金先物価格が終値で初の2000ドルに上昇したことを受け住友金属鉱山<5713>が上昇。電子書籍のブランジスタ<6176>や出前仲介の出前館<2484>など巣ごもり消費関連の一角が高い。

出所:MINKABU PRESS

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