【材料】三和ホールディングス---1Q増収、各国で感染拡大防止に注力して稼働を維持
三和HD <日足> 「株探」多機能チャートより
三和ホールディングス<5929>は7月31日、2021年3月期第1四半期(20年4年-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.6%増の828.43億円、営業利益が同50.5%減の3.44億円、経常利益が同97.9%減の0.12億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.72億円(前年同期は2.80億円の利益)となった。
各国で新型コロナウイルス感染拡大防止に注力して稼働を維持した。
国内では、連結相殺前で+1.0%の増収。三和シヤッターは△3.1%。商品別では、重量シャッターが△11.2%、シャッター関連製品が△15.7%と低調だったが、ビル・マンションドアが+17.8%、メンテ・サービス事業が+2.1%と堅調に推移した。国内子会社は、+18.2%の増収。三和タジマの増収や昨年下期から連結となった鈴木シャッター分が増収要因。
米国では、現地通貨ベースで+1.9%の増収。ドア事業全体では+0.6%の増収(ガレージドア+4.5%の増収、商業用ドア・シャッター△3.3%の減収)となった。開閉機はeコマース向けが堅調に推移し+20.7%の増収。自動ドアは△7.4%の減収。
欧州では、コロナ影響により3月中旬から操業停止となったイタリア、フランス、スペインを中心に数量減があったが新規連結効果等により現地通貨ベースで+2.3%の増収を確保。商品別では、ヒンジドアはロバスト社等の新規連結分により+17.3%の増収。ガレージドアは△8.0%の減収、産業用ドアは堅調に推移し+1.4%の増収。
アジア事業では、+16.3%の増収で鈴木シャッター(香港)の新規連結が貢献した。
2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.4%減の3,900.00億円、営業利益が同35.7%減の220.00億円、経常利益が同37.3%減の210.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.3%減の125.00億円とする期初計画を据え置いている。
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提供:フィスコ