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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

メルコ <日足> 「株探」多機能チャートより

■メルコ <6676>  2,720円 (-495円、-15.4%)

 東証1部の下落率トップ。メルコホールディングス <6676> が3日ぶり急反落。28日の取り引き終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高301億7200万円(前年同期比11.6%増)、営業利益10億3000万円(同15.7%減)、純利益7億200万円(同34.9%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気された。主力のIT関連事業で、テレワーク巣ごもり娯楽、遠隔学習需要などで、Wi-Fi関連商品やストレージ商品などの販売台数は伸長したものの、新型コロナウイルス 感染症の影響により貨物運賃が高騰したほか、顧客の需要に応えるべく部材調達を積極的に実施したことで売上原価が上昇し利益を圧迫した。なお、21年3月期通期業績予想は引き続き未定としている。

■日産車体 <7222>  799円 (-128円、-13.8%)

 東証1部の下落率3位。日産車体 <7222> が続急落。28日大引け後に決算を発表。「非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は13円実施」が嫌気された。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は58.4億円の赤字(前年同期は9.5億円の赤字)に赤字幅が拡大した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を6.5円(前年同期は6.5円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も6.5円実施する方針とした。年間配当は13円となる。

■キヤノン <7751>  1,797.5円 (-279.5円、-13.5%)

 東証1部の下落率4位。キヤノン <7751> が5日続急落。前日比10%を超える大幅安で年初来安値を更新した。28日取引終了後に発表した20年12月期上期(1-6月)の連結決算(米国会計基準)で税引き前利益は前年同期比71.9%減の272億8800万円で着地。併せて、非開示だった通期の同利益は前期比64.2%減の700億円と大きく落ち込む見通しを示しており、これが嫌気された。上期の売上高は前年同期比17.8%減の1兆4556億2700万円だった。新型コロナウイルス感染拡大で世界的に経済活動が停滞するなか、オフィス向け複合機やレーザープリンターの販売台数が減少したほか、レンズ交換式デジタルカメラも市場縮小傾向の影響などで販売台数は前年同期を下回った。業績不振に伴い、中間配当は前年同期の80円から40円へ半分に減らす方針とした。なお、年間配当は引き続き未定としている。

■エンプラス <6961>  2,096円 (-269円、-11.4%)

 東証1部の下落率7位。エンプラス <6961> が急反落。28日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高69億4700万円(前年同期比16.2%減)、営業利益3億7700万円(同55.7%減)、最終損益9000万円の赤字(前年同期6億3000万円の黒字)となり、最終損益が赤字に転落したことが嫌気された。新型コロナウイルスの感染拡大により、自動車やOA機器の生産・販売が大幅に落ち込んだことを受けて、エンプラ事業で自動車用部品、プリンター用部品、その他エンプラ製品の販売が低調に推移した。また、車載向けやモバイル向け半導体機器の販売も低迷した。なお、21年3月期通期業績予想は引き続き未定としている。

■日産自 <7201>  368.1円 (-42.7円、-10.4%)

 日産自動車 <7201> が続急落。同社は28日の取引終了後に決算発表を行い21年3月期の連結最終損益は6700億円の赤字(前期は6712億1600万円の赤字)になる見通しを公表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で新車販売が落ち込むことが響く。また、今期の年間配当は無配(同10円)とすることも明らかにした。この業績悪化が嫌気され、同社株は急落している。なお、第1四半期(4-6月)の連結最終損益は2855億8900万円の赤字だった。

■大同特鋼 <5471>  3,135円 (-350円、-10.0%)

 大同特殊鋼 <5471> が続急落。28日の取引終了後、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を1800億円から1700億円(前年同期比32.7%減)へ、営業損益を30億円の赤字から70億円の赤字(前年同期137億1100万円の黒字)へ、最終損益を25億円の赤字から30億円の赤字(同112億5700万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。主要需要先である自動車関連及び産業機械の受注が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を想定以上に受けており、自動車関連の受注は第2四半期で回復の兆しが見られるものの、産業機械の受注については引き続き弱含みで推移するとの見通しから業績予想を引き下げたとしている。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高887億8900万円(前年同期比30.5%減)、営業損益24億3100万円の赤字(前年同期63億6500万円の黒字)、最終損益15億5300万円の赤字(同94億8800万円の黒字)だった。

■小糸製 <7276>  4,200円 (-410円、-8.9%)

 小糸製作所 <7276> が4日ぶり急反落。同社は28日大引け後に決算を発表。「非開示だった今期経常は75%減益へ」が嫌気された。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は59.9億円の赤字(前年同期は201億円の黒字)に転落した。

■吉野家HD <9861>  1,850円 (-167円、-8.3%)

 吉野家ホールディングス <9861> が続急落。同社は28日大引け後に決算を発表。「非開示だった今期最終は赤字転落、上期配当を無配に修正」が嫌気された。21年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終損益は40.8億円の赤字(前年同期は10.9億円の黒字)に転落した。業績悪化に伴い、従来10円を計画していた今期の上期配当を見送るとし、従来10円を計画していた下期配当を未定に変更した。

■ファナック <6954>  18,700円 (-1,560円、-7.7%)

 ファナック <6954> が大幅安で3日続落。同社は28日取引終了後に決算発表を行い、未定としていた21年3月期の連結純利益は345億円との見通しを公表した。前期に比べ約53%減で市場予想(680億円前後)を大幅に下回った。これを受け、同社株への売りが膨らんだ。産業用ロボットの受注低迷が響く見通しだ。なお、第2四半期累計(4-9月)の業績見通しは、純利益が164億円から187億円に上方修正された。

■マクドナルド <2702>  5,260円 (-430円、-7.6%)

 日本マクドナルドホールディングス <2702> [JQ]が続急落。29日の日本経済新聞電子版で「米マクドナルドは27日、日本マクドナルドホールディングス(HD)の保有株式の一部を売却する方針を明らかにした」と報じられており、これが売り材料視されたようだ。記事によると、日本法人の経営の独立性を高めつつ、グローバルの投資戦略を柔軟にするのが狙いという。保有比率を現在の約50%から35%程度まで減らすとしており、需給面への影響が懸念されている。

■ALサービス <3085>  1,842円 (-109円、-5.6%)

 アークランドサービスホールディングス <3085> が続急落。同社は28日大引け後に決算を発表。「非開示だった今期経常は10%減益へ」が嫌気された。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比7.0%減の20.3億円に減った。

■ABCマート <2670>  5,670円 (-300円、-5.0%)

 エービーシー・マート <2670> が続急落。同社は28日大引け後に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は88%減益で着地」が嫌気された。21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比87.7%減の17.8億円に大きく落ち込んだ。

※29日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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