【特集】上方修正“先回り”、20年6月上期【業績上振れ】候補 <成長株特集>
電算システム <日足> 「株探」多機能チャートより
下表では、時価総額が50億円以上の銘柄を対象に、20年1-3月期(第1四半期)の経常利益が前年同期を上回って着地した銘柄をピックアップ。さらに、上期計画に対する進捗割合を表す「対上期進捗率」が60%を超え、かつ同進捗率が過去5年平均を5ポイント超上回るなどの条件を満たした27社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。「★」は前期も上期決算発表前に上方修正した銘柄。
なかでも、前期も上期決算発表前に上方修正した、ファインデックス <3649> 、コスモ・バイオ <3386> [JQ]、日本エスコン <8892> 、ノムラシステムコーポレーション <3940> 、エプコ <2311> 、電通国際情報サービス <4812> は今年も有望だ。このうち、電通国際情報サービスは4年連続で7月中旬に、日本エスコンは2年連続で7月下旬にそれぞれ上期の経常利益予想を上方修正しており、有力候補としてマークしておきたい。
また、第1四半期の経常利益がすでに上期計画を超過している、日本フェンオール <6870> [東証2]、シルバーエッグ・テクノロジー <3961> [東証M]、ケアネット <2150> [東証M]、ベルパーク <9441> [JQ]、タツモ <6266> 、エイアンドティー <6722> [JQ]、カンロ <2216> [東証2]、ビーグリー <3981> 、アイ・エス・ビー <9702> 、RS Technologies <3445> 、電算システム <3630> 、第一精工 <6640> は業績上振れが確実とみられる。
このほか、富士ソフト <9749> とエラン <6099> は直近3ヵ月の1-3月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期でも過去最高益を見込む、いわゆる利益成長“青天井”銘柄としても注目したい。
┌ 対上期進捗率 ┐ ┌─ 経常利益 ─┐ 予想
コード 銘柄名 1-3月期 5年平均 上期計画 1-3月期 PER
<6870> フェンオール 205 58.4 158 324 14.6
<3649> ファインデ 135 117 483 653 63.1 ★
<3961> シルバエッグ 133 55.1 45 60 75.3
<2150> ケアネット 133 68.9 141 187 42.3
<3386> コスモバイオ 122 86.2 290 355 21.7 ★
<9441> ベルパーク 118 68.7 2350 2779 11.6
<6266> タツモ 114 64.9 710 810 26.5
<6722> A&T 111 68.9 470 522 14.5
<2216> カンロ 110 79.4 400 439 14.1
<3981> ビーグリー 108 60.4 371 401 19.4
<8892> 日エスコン 104 80.9 9000 9329 6.4 ★
<9702> アイエスビー 103 68.7 604 621 15.7
<3445> RSテクノ 101 47.4 1400 1408 21.7
<3630> 電算システム 101 58.5 1153 1162 26.4
<6640> 第一精工 100 48.1 600 602 23.4
<3940> ノムラシス 98.6 51.9 139 137 30.6 ★
<3852> サイバーコム 95.8 87.4 335 321 27.1
<4186> 東応化 82.7 46.3 3900 3225 29.9
<3683> サイバーリン 81.9 63.3 359 294 26.9
<3784> ヴィンクス 80.8 67.5 958 774 20.3
<2384> SBSHD 80.4 42.8 6300 5064 13.3
<4971> メック 77.2 43.3 600 463 31.4
<2311> エプコ 71.8 38.4 262 188 25.9 ★
<3659> ネクソン 69.5 63.2 89163 61989 -
<9749> 富士ソフト 66.5 55.7 6850 4556 17.3
<4812> ISID 63.0 55.6 5164 3252 23.7 ★
<6099> エラン 62.3 55.0 810 505 44.3
※1-3月期決算発表以降に上方修正した銘柄は除いた。経常利益の単位は百万円。
株探ニュース