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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ディップ、レーザーテク、ファナック

レーザーテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■ディップ <2379>  2,203円  +95 円 (+4.5%)  本日終値
 ディップ<2379>が反発。8日の取引終了後、7月31日付で186万株(発行済み株数の3.00%)の自社株を消却すると発表しており、需給が締まるとの見方から買いが入ったようだ。同時に発表した第1四半期(3~5月)単独決算は、売上高91億6800万円(前年同期比23.7%減)、営業利益28億300万円(同25.4%減)、純利益19億3000万円(同25.8%減)と減収減益となった。新型コロナウイルス感染症の影響により飲食店や小売店で営業時間の短縮や休業を余儀なくされたことを受け、顧客企業からの求人広告出稿が大幅に減少したことが響いた。なお、同社は21年2月期業績予想を未定としており、上期業績予想は売上高161億5000万円~172億円(前期比29.2~24.6%減)、営業利益35億円~45億円(同51.6~37.8%減)、純利益24億円~31億円(同51.3~37.1%減)の従来見通しを据え置いている。

■クオールHD <3034>  1,140円  +43 円 (+3.9%)  本日終値
 クオールホールディングス<3034>が大幅高。8日の取引終了後、「オゾン除菌脱臭器 AIR BUSTER(エアバスター)」を中心としたオゾン関連製品の販売を強化すると発表しており、これが好感された。オゾンガスは、奈良県立医科大学との共同研究で実証した新型コロナウイルスをはじめとして、既に各研究機関で大腸菌、インフルエンザ、ノロウイルス、花粉などに対して不活化の効果が認められているという。同社では、「AIR BUSTER」のほか、「オゾンガス消毒器 BT-088M」を販売しており、当初は1万台の供給体制を確保し、医療機関への販売を優先して進め、随時供給体制の強化や販路拡大を行うとしている。

■レーザーテック <6920>  11,420円  +280 円 (+2.5%)  本日終値
 レーザーテック<6920>、サムコ<6387>が連日の上場来高値更新となっている。世界的な半導体市況の回復を背景に米国ではエヌビディアが上場来高値を更新するなど半導体関連への買いが波状的に続いており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も史上最高値を更新した。これを受けて東京市場でも半導体セクターへの人気が継続している。特に足もとでは競争力の高い商品を手掛けるレーザーテックやサムコなどに投資資金が集中している。

■ファナック <6954>  19,630円  +310 円 (+1.6%)  本日終値
 ファナック<6954>、キーエンス<6861>、安川電機<6506>、ダイフク<6383>など設備投資関連株が軒並み高。中国・上海株市場が強さを際立たせており、きょうも買い優勢で8連騰となっている。海外資金が上海株市場に流入しているとの観測で上値指向が強く、実体経済へのプラスの影響も期待される状況にある。FA関連株は中国の景気回復で収益機会が膨らむとの思惑が買いを呼び込んでいる。このほか、コマツ<6301>なども前日比プラス圏で推移している。

■サーラコーポレーション <2734>  591円  +5 円 (+0.9%)  本日終値
 サーラコーポレーション<2734>が高い。8日の取引終了後に発表した20年11月期上期(19年12月~20年5月)の連結経常利益は69億4900万円(前年同期比21.5%増)に伸び、従来予想の57億円(同0.3%減)を大幅に上回って着地したことが材料視された。空調設備などの完成工事が大幅に増加したエンジニアリング&メンテナンス事業が収益を牽引した。また、為替予約に係るデリバティブ評価益が増えたことも利益を押し上げた。通期計画の63億円を既に超過しており、業績上振れも期待されている。

■ISID <4812>  5,030円  +30 円 (+0.6%)  本日終値
 ISID<4812>が強含む動きとなっている。同社はきょう、東芝デジタルソリューションズ(川崎市)が開発・提供する車載システム開発用分散・連成シミュレーションプラットフォーム「VenetDCP(ベネットディーシーピー)」に関して、再販や共同マーケティングといった協業に向けて検討することで基本合意したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。VenetDCPは、モデルベース開発を進化させ、サイバー空間上で企業の枠を超えた車載システムの共同デジタル試作を可能にするシミュレーションプラットフォーム。VenetDCPとISIDが提供する構想設計業務支援システムやクラウドCAEソリューションなどと融合させることで、車載システムの開発コスト削減や効率化の実現を目指すとしている。

■平和不動産 <8803>  2,949円  +8 円 (+0.3%)  本日終値
 平和不動産<8803>が高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は8日、同社株の目標株価を2900円から3350円に引き上げた。レーティングの「ホールド」は継続した。既存ビルの賃料増額に加えて、新規プロジェクトの「KABUTO ONE(21年開業予定)」などにより、堅調な業績推移を予想している。また、中期経営計画で23年度までに連結総還元性向70%(配当性向50%)程度のほか、自己資本利益率(ROE)、1株当たり利益(EPS)の目標を掲げていることは高く評価している。21年3月期の連結営業利益は従来予想106億円から98億円(会社計画は95億円)に減額しているが、22年3月期の同利益は107億円から117億円に増額している。

■イオンFS <8570>  956円  -172 円 (-15.3%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 イオンフィナンシャルサービス<8570>が急落。8日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高1099億5900万円、営業損益8億6300万円の赤字、最終損益10億8000万円の赤字と営業損益段階から赤字に転落したことが嫌気された。政府の緊急事態宣言発令や外出自粛の広がりなどで、大規模商業施設が休業や営業時間短縮となるなどし、同社の営業拠点についても休業や営業時間短縮を余儀なくされたことが響いた。また、国内外で貸倒引当金繰入額が増加したことも損益を悪化させた。なお、未定としていた21年2月期は売上高4600億円、営業利益100億~200億円、最終利益50~100億円を見込むとしている。

■イオン北海道 <7512>  750円  -71 円 (-8.7%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 8日に決算を発表。「非開示だった今期経常は13%減益へ」が嫌気された。
 イオン北海道 <7512> が7月8日大引け後(15:00)に決算を発表。21年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比52.3%減の8.6億円に大きく落ち込んだ。
  ⇒⇒イオン北海道の詳しい業績推移表を見る

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