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【材料】巴川紙はS高、PP樹脂にセルロース繊維を高配合した「グリーンチップCMF」を開発

巴川紙 <日足> 「株探」多機能チャートより
 巴川製紙所<3878>はストップ高の1041円に買われている。この日、ポリプロピレン(PP)樹脂に天然素材であるセルロース繊維を配合した「グリーンチップCMF」をエフピー化成工業(静岡県富士市)と共同開発したと発表しており、これが好感されている。

 同製品は、特殊混練製法によりセルロース繊維の分散性、成形時の樹脂流動性を向上させた成形性の良い製品で、セルロース繊維を高配合できるため石油由来樹脂の使用量を低減できCO2削減にも貢献するほか、PP樹脂と比較して強度、耐熱性を向上できるため、成形品の厚みを薄くし軽量化を可能とするのが特徴。同社ではサンプル販売を開始し、自動車や輸送分野、食品分野、日用雑貨分野などへの展開を進めるとしている。

出所:MINKABU PRESS

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