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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ステムリム、東エレク、ソニー

ステムリム <日足> 「株探」多機能チャートより
■ステムリム <4599>  683円  +100 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 ステムリム<4599>がストップ高。6月30日の取引終了後、20年7月期の単独業績予想について、売上高を4億円から21億円(前期比21.0倍)へ、営業損益を10億9000万円の赤字から4億900万円の黒字(前期7億2600万円の赤字)へ、最終損益を11億3700万円の赤字から3億6000万円の黒字(同7億2100万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。塩野義製薬<4507>へ導出済みのHMGB1ペプチド(一般名「レダセムチド」)に関して、同日付で複数の疾患に対する臨床開発を加速度的に展開するための新たな契約を締結すると発表しており、同契約の事業収益を織り込んだとしている。なお、同契約に関しては、既存のライセンス契約で定められたマイルストンやロイヤルティーとは別に、新たに最大で総額31億円の対価を受領する予定としている。

■アイティメディア <2148>  1,812円  +172 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 アイティメディア<2148>が急動意。株価は6月以降、ファンド系資金とみられる大口の買いが観測され一貫して水準を切り上げてきた。直近は前日まで4営業日続落と調整色をみせたものの下値はしっかり拾われ、切り返しが急だ。IT系などを中心としたニュースサイトを運営するほか、「ねとらぼ」をはじめとした非IT系メディア育成にも力を入れている。また、世界的に新型コロナウイルス収束の見通しが立たないなか、ウィズコロナ環境が長引くとの思惑を背景にオンラインイベントへの需要が高まることが予想されており、バーチャルイベント化するソリューションを展開する同社は関連有力株として改めて存在感を高めている。

■日本農薬 <4997>  514円  +46 円 (+9.8%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 日本農薬<4997>が大幅続伸。6月30日の取引終了後、発表を延期していた20年3月期連結業績について、売上高が354億円から356億円(前年同期比4.3%減)へ、営業利益が27億円から40億円(同2.2%減)へ、純利益が4億円から14億円(同53.0%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。新型コロナウイルス感染拡大に伴いインドで実施された都市封鎖の影響により、同国連結子会社の3月の販売が落ち込んだ一方、米国では新型コロナウイルス感染拡大による流通への影響懸念などを背景に3月後半より荷動きが早まったことから、同国の連結子会社で在庫が前倒しで出荷され、販売が増加したことが寄与した。また、販管費の改善なども寄与した。

■東京エレクトロン <8035>  27,735円  +1,295 円 (+4.9%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が続伸、最高値近辺で強調展開にある。また、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>なども買いが優勢で、半導体製造装置関連株に投資資金が流入している。前日の米国株市場ではザイリンクスが7%高と値を飛ばしたほか、インテルやアプライドマテリアルズなど半導体関連株が軒並み高に買われ全体指数を牽引。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は一時60ポイント近い大幅高で一時2000の大台を回復しており、これを引き継ぐ形で東京市場でも関連株は上値指向となっている。新型コロナウイルスの感染拡大を契機とするテレワークの導入加速で、半導体需要は今後も増勢が見込まれるとの思惑が日米ともに強まっている。

■学研ホールディングス <9470>  1,491円  +43 円 (+3.0%)  本日終値
 学研ホールディングス<9470>が反発。6月30日の取引終了後、未定としていた20年9月期連結業績について、売上高1410億円(前期比0.3%増)、営業利益46億円(同1.7%増)、純利益19億5000万円(同0.5%増)を見込むと発表したことが好感された。緊急事態宣言が全て解除されたことで学校教育や経済活動が段階的に再開され、また自治体ごとの小・中学校の夏休み期間が発表されたことを踏まえて公表したという。教育分野で学研教室・進学塾など新学期の募集活動ができなかったことにより会員数が落ち込む一方、従来型の対面授業に加え、緊急事態宣言下で立ち上げたオンライン授業により会員獲得を図ることが寄与する見通し。また、医療福祉サービス事業ではサービス付き高齢者向け住宅の開業遅延があるものの、感染防止対策の徹底により安定的な事業運営が継続する見込みとしている。

■インソース <6200>  2,675円  +38 円 (+1.4%)  本日終値
 インソース<6200>が続伸。6月30日の取引終了後、「ハイブリッド形式」での公開講座の提供を開始したと発表しており、これが好感された。ハイブリッド形式とは「来場型研修」と「オンライン型研修」を同一クラスで進行する研修スタイル。従来は「来場型」と「オンライン型」の2つ受講形式から、受講者が希望する形式で実施しているが、ハイブリッド形式では同一講座を来場型とオンライン型のそれぞれ希望のスタイルで受講できるのが特徴。また、全国の受講者との意見交換が可能となり、グループワークや演習の効果を引き上げるとしている。

■アシックス <7936>  1,240円  +14 円 (+1.1%)  本日終値
 アシックス<7936>が続伸。岩井コスモ証券は30日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は1400円とした。今12月期業績が2月までは好調だったが、新型コロナウイルスの影響で悪化。第1四半期(1~3月)の連結営業損益は8億8200万円の赤字(前年同期は61億8700万円の黒字)となった。同社は5月下旬に20年12月通期業績予想を取り下げ未定とした。同社は従来、今期営業損益は90億円の黒字を見込んでいた。同証券では今期は10億円の赤字を予想している。ただ、同証券ではブランド力に支えられた来期の業績回復と中期成長性を評価しており、21年12月期の同損益は120億円の黒字とV字回復を見込んでいる。

■ソニー <6758>  7,432円  +48 円 (+0.7%)  本日終値
 ソニー<6758>が続伸。SMBC日興証券は30日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価は8500円から9500円に引き上げた。テックセクター内でのトップピックであることを再確認した。業績予想を見直し、21年3月期の連結営業利益は従来の6800億円から7000億円、22年3月期は同9200億円から9500億円、23年3月期は同1兆500億円から1兆1000億円に修正した。21年4月から、新体制「ソニーグループ」で新たな価値創造を目指すことなどを評価している。

■そーせいグループ <4565>  1,560円  -174 円 (-10.0%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>が急落。30日取引終了後、海外公募の実施とユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権付社債を発行することを明らかにしており、この日は1株利益の希薄化を警戒する売りが膨らんだ。海外公募では330万1400株の公募増資と上限165万700株の追加発行を行う。発行価格は1595円。同時に160億円のユーロ円CBも発行する。同債は満期償還日が25年7月16日の5年債。発行日は7月16日。転換価格は1834円。公募とユーロ円CBによる調達金額は約209億円で、神経疾患や消化器疾患、免疫疾患、希少疾患などの領域における企業もしくは技術の獲得、国内市場向け製品導入を中心とする戦略的成長投資、それに研究開発および運転資金などに充当する。

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