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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ステムリム、KeyH、マルマエ (30日大引け後 発表分)

ステムリム <日足> 「株探」多機能チャートより

 6月30日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ステムリム <4599> [東証M]  ★今期経常を一転黒字に上方修正・4期ぶり最高益更新へ
 ◆20年7月期の経常損益(非連結)を従来予想の11.3億円の赤字→3.6億円の黒字に上方修正し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。塩野義製薬 <4507> とHMGB1ペプチドの適応拡大に向けた新たな契約を締結することに伴い、売上高が計画を5.2倍も上回ることが寄与。再生誘導医学協働研究所の開設による工事費と研究開発費を見直したことも上振れに貢献する。なお、塩野義との契約では最大31億円の対価を受領する予定。

 ピックルス <2925>   ★3-5月期(1Q)経常は20%増益で着地
 ◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比19.5%増の9.3億円に伸びて着地。内食需要や健康志向の高まり、キムチがテレビ番組で取り上げられたことを受け、「ご飯がススムキムチ」などキムチ製品を中心に販売が大幅に増加したことが寄与。天候不順で原料価格が上昇したものの、増収効果や生産効率化など吸収した。

 バイク王 <3377> [東証2]  ★上期経常を一転20%増益に上方修正
 ◆20年11月期上期(19年12月-20年5月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.5億円→2億円に32.9%上方修正。従来の9.9%減益予想から一転して19.8%増益見通しとなった。第1四半期(12-2月)業績が好調に推移したことに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響が軽微にとどまったことが上振れの要因となった。

 パイプドHD <3919>   ★3-5月期(1Q)経常は32%増益、通期上方修正
 ◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比31.6%増の2.8億円に拡大して着地。業務効率化ニーズが高まるなか、主力のデータ管理プラットフォーム「スパイラル」のアカウント数が増加したことが寄与。
  併せて、レンジ形式とする通期の同利益予想を見直し、10億円~12億円(従来は7億円~12億円)に上方修正した。

 KeyH <4712> [JQ]  ★今期最終を8倍上方修正
 ◆20年12月期の連結最終利益を従来予想の5000万円→4億円に8.0倍上方修正。女性アイドルグループ「乃木坂46」のマネジメント会社の持ち分50%を保有するノース・リバーの連結子会社化に伴う業績上積みが利益を押し上げる。

 マルマエ <6264>   ★9-5月期(3Q累計)経常が74%増益で着地
 ◆20年8月期第3四半期累計(19年9月-20年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比73.9%増の6億円に拡大して着地。FPD製造装置向け分野で大型電子ビーム溶接関連の受注を獲得したことが寄与。不採算案件が減少し、材料費と外注費の比率が想定より低くとどまったことも大幅増益に貢献した。

 セリオ <6567> [東証M]  ★前期の経常最高益予想を2.1倍上乗せ、配当も3円増額
 ◆20年5月期の連結経常利益を従来予想の8100万円→1億6700万円に2.1倍上方修正。増益率が22.7%増→2.5倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。原価低減や経費抑制が奏功し、採算が改善したことが寄与。新型コロナウイルスに絡む雇用調整助成金を計上したことも上振れの要因となった。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の3円→6円(前の期は2.8円)に大幅増額修正した。

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