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【注目】前週末26日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

KeyH <日足> 「株探」多機能チャートより

■KeyH <4712>  168円 (-29円、-14.7%)

 KeyHolder <4712> [JQ]が続急落。25日取引終了後、東証と日証金が26日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)に引き上げる。これを受け、信用規制による人気離散を警戒する売りなどが優勢となった。

■アジャイル <6573>  1,287円 (-136円、-9.6%)

 アジャイルメディア・ネットワーク <6573> [東証M]が大幅4日続落。25日取引終了後、東証と日証金が26日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表しており、これが弱材料視されたようだ。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)に引き上げる。

■出前館 <2484>  1,567円 (-153円、-8.9%)

 出前館 <2484> [JQ]が急反落。25日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年9月-20年5月)連結決算が、売上高68億2200万円(前年同期比40.8%増)、営業損益16億800万円の赤字(前年同期2300万円の黒字)、最終損益18億7700万円の赤字(同600万円の赤字)と大幅営業赤字になったことが嫌気された。外出自粛の影響を大きく受けた飲食店からの問い合わせが急増した結果、自社で出前を行なっていないチェーン及び中小飲食店からの新規加盟が大幅に増加し、加盟店舗数が前年同期比25%増の約2万4000店へ、オーダー数が同25%増の約2605万件へそれぞれ増え、出前館サービス利用料が大幅に伸長した。また、直営拠点による配達件数の増加で配達代行手数料も急拡大した。ただ、事業拡大のためのコストの増加や広告宣伝費の増加などがあり、営業損益は大幅赤字となった。なお、新型コロナウイルス感染症拡大による影響の算定が困難であるとして20年8月期の連結業績予想は未定としている。

■クロスフォー <7810>  335円 (-26円、-7.2%)

 クロスフォー <7810> [JQ]が急落。25日の取引終了後、20年7月期の連結業績予想について、売上高を38億5000万円から22億4100万円(前期比35.8%減)へ、営業損益を2億円の黒字から5億500万円の赤字(前期6100万円の黒字)へ、最終損益を1億2600万円の黒字から6億円の赤字(同1300万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。19年10月の消費税増税による消費マインドの低下に加えて、20年4月に発令された緊急事態宣言により、販売先である全国の百貨店、商業施設の営業が自粛となり、またジュエリー・アクセサリー関係の催事も軒並み中止となったことが要因。また、海外でも、香港・ラスベガス・イスタンブールの展示会が延期または中止となったことなどが要因としている。また、業績予想の下方修正に伴い、1円60銭を予定していた期末一括配当を無配にするとあわせて発表しており、これも売り材料視された。

■壱番屋 <7630>  4,850円 (-160円、-3.2%)

 壱番屋 <7630> が3日続落。同社は25日取引終了後に、21年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比19.0%減の103億2700万円、営業利益が同78.5%減の3億3000万円にとどまったことが影響したようだ。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛や、各自治体からの要請に基づく店舗営業時間の短縮などの影響で、全店ベース及び既存店ベースともに売上高が前年同期に比べ減少したことが減収減益につながった。通期業績予想については、売上高が前期比12.6%減の450億円、営業利益が同57.2%減の22億3000万円とする従来計画を据え置いている。なお、同日には北米エリアでの事業を積極的に展開するため、米国に2社目となる子会社を設立したと発表しているが、材料視されるまでには至らなかった。

※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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