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【経済】NYの視点:今週の注目:Q1GDP、FRBの米銀ストレステスト


シカゴの投機家、投資家の先週のポジションで円やユーロの買い持ちは前々週から増加した。

今週はニューヨーク市が経済再開の第2段階を22日から開始するなど全米で経済活動の再開が進むと同時にウイルス感染第2波リスクの行方が警戒され、神経質な展開が継続すると見られる。

米国では、5月中古住宅販売、5月新築住宅販売など住宅関連指標に注目が集まるそのほか、6月リッチモンド連銀製造業指数で最新の製造業活動の動向を探る。最新の指標では製造業の改善を示唆しており期待感が広がる。全国の製造業活動を示すとしてISM製造業指数とともに注目される6月フィラデルフィアは予想外に4カ月ぶりのプラスに転じ、成長に改善した。

また、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目するPCEコアデフレーターの5月分が発表される。FRB高官らは、パンデミックがインフレではなくディスインフレだと見ており、インフレリスクは上方より、下方を懸念している。引き続きドル売り圧力となりうる。

FRBはまた、米銀ストレステストの結果を公表する。今回はウイルスの影響で特別にV字型、U字型、W型回復のシナリオ設定が加えられた。パウエル議長はパンデミック危機入りする際の金融機関の資本状況は非常に強く、2008年の金融危機のような事態は予想していないとしながらも、企業破たんが拡大した場合、今後は金融機関の脆弱性が主要リスクになりうると警告しており、大手銀が自社株買いの停止や減配、配当停止で資本を保持することを期待しているようだ。

■今週の主な注目イベント

●米国
22日:5月シカゴ連銀全米活動指数、5月中古住宅販売
23日:5月新築住宅販売、6月リッチモンド連銀製造業指数
24日:4月FHFA住宅価格指数、エバンス・シカゴ連銀総裁が討論会に参加、ブラード・セントルイス連銀総裁が経済やウィルスに関して協議
25日:1-3月期国内総生産(GDP)確定値、米連邦準備制度理事会(FRB)が米銀ストレステストの結果を公表、カプラン米ダラス連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁が経済に関する討論会に参加
26日:5月PCEコアデフレーター、6月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値

●欧州
23日:6月PMI

●英国
23日:6月PMI

●地政学的リスク
ベネズエラ
北朝鮮:
イラン
ガザ紛争
シリア
イエメン
香港

《CS》

 提供:フィスコ

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