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【市況】米国株見通し:上げ渋りか、コロナ第2波警戒で週末の売り

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15時50分現在)

S&P500先物      3,114.62(+16.72)
ナスダック100先物  10,053.25(+70.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は150ドル高。NY原油先物(WTI)も強含み、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


18日の主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックは上昇したが、ダウは39ドル安の26080ドルで取引を終えた。ハイテク関連が買われた一方、複数の州で新型コロナウイルス感染が再拡大し、やや幅広い売りが出た。この日発表されたフィラデルフィア製造業景気指数は想定外に強い内容となったが、前回から悪化した新規失業保険申請件数の方に市場は反応。先行きへの懸念は再び強まり、株価を下押しした。


本日はやや売りに押されやすい展開となりそうだ。原油価格の上昇でエネルギー関連への買いは継続しよう。ただ、引き続きコロナ第2波への警戒感から、買いは慎重とみられる。トランプ政権は感染が再拡大しても経済優先の姿勢を鮮明にしているが、支援材料にはなりにくい。一方、米中の外交当局者による会談も人権問題で一致せず、両国関係の不透明感が意識されやすい。週末を控え、調整の売りが優勢となる可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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