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【市況】株価指数先物【昼のコメント】TOPIX型の売り、225型の買いによるリバランス


 日経225先物は11時30分時点、前日比120円高の2万2320円(+0.54%)前後で推移している。業績予想を発表した東京エレクトロン <8035> が買い優勢だったこともあり、日経225の寄り付きは2万2440円とシカゴ先物清算値(2万2350円)上回って始まった。

 しかし、現物の寄り付き直前に付けた2万2490円を高値に、じりじりと上げ幅を縮めており、前場半ばには2万2290円を付けている。指数インパクトの大きい東京エレクトロンの上昇を背景に、アドバンテスト <6857> など他の半導体関連がしっかり。ファーストリテイリング <9983> やソフトバンクグループ <9984> などもプラス圏で推移しており、日経平均のけん引役となっている。

 前引けのTOPIXは0.34%の下げとなり、日銀のETF買いはないだろう。需給面での下支えはないが、本日はTOPIX型の売り、225型のインデックス買いによるリバランスの動きがみられており、日経平均自体は底堅い。とはいえ、東証1部の出来高は5億株を下回っており、売買代金は8648億円にとどまっている。10億株割れ、2兆円割れが意識される薄商いの中であり、方向感をつかみづらくさせそうだ。

 グローベックスのダウ先物は小幅ながらプラス圏で推移。こう着感の強い相場展開の中、指数インパクトの大きい東京エレクトロンやファーストリテイリングの値動きを睨みながらの展開になりそうだ。

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