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【市況】株価指数先物【昼のコメント】SQ前のタイミングだが日銀のETF買い入れへの思惑


 日経225先物は11時30分時点、前日比180円安の2万2840円(-0.78%)前後で推移している。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた米国市場の流れを引き継ぐ形から売り先行で始まり、日経225先物の寄り付きは2万2750円とシカゴ先物清算値(2万2860円)を下回って始まった。しかし、開始直後に付けた2万2740円を安値に下げ幅を縮め、前場半ばには2万2940円まで下げ幅を縮める場面もみられている。ただ、メジャーSQを控えて大きなトレンドは出にくいため、その後は2万2850円を挟んでのこう着が続いている。

 SQに絡んだロールオーバーは一巡しているとみられ、2万3000円での抵抗を意識した短期筋の売り仕掛け的な動きが出ているようである。また、バリュー株が全体的に下げていることも、手掛けづらくさせているほか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動きも鈍く、方向感をつかみづらくさせている。足元の好調な需給状況はSQまでとみていた参加者も多く、いったんはポジションを落とす動きも意識されよう。

なお、前引けのTOPIXは0.86%下げており、SQ前のタイミングではあるが、日銀のETF買い入れへの思惑につながるだろう。また、引けにかけてはレバETFの手当てに伴う先物需給も意識されてくるため、底堅さが意識されやすいとみられる。

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