市場ニュース

戻る
 

【特集】藤商事 Research Memo(7):業績および配当性向を勘案し、安定配当を基本方針とする

藤商事 <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元策

藤商事<6257>は株主還元策として配当を実施している。安定配当を継続して行うことを基本方針としつつ、業績動向や配当性向などを総合的に勘案して配当額を決定する方針となっている。2020年3月期の業績が損失計上となったものの、1株当たり配当金については前期と同額の50円とし、2021年3月期についても業績見通しを未定とするなかで、配当金については同額の50円に据え置くことを発表している。年間配当支出金は11億円程度となるものの、手元キャッシュが200億円超と配当余力が潤沢にあることが背景にある。


■生産工程におけるセキュリティ対策

パチンコ・パチスロ機は不正防止対策として、搭載される電子デバイスについて厳しい管理が行われている。部材調達段階で仕様に適合しているか厳正なチェックが行われるほか、製造から梱包、出荷の各工程は厳重な管理の下で運営されている。なお、同社ではホームページに「パチンコ・パチスロの製造工程」を掲載しており、セキュリティ対策なども紹介している。


■ファンに向けた取り組み

同社ではファンに向けた取り組みの一環として、イベント出展などを行っている。2019年度は8月に開催された「コミックマーケット96」、12月に開催された「コミックマーケット97」へのブース出展、9月に開催された日電協主催「パチスロサミット2019」への出展などを積極的に行った。今後もこうした活動は継続される見込みである。

また、ファンに向けてイベントの様子や2020年4月から導入された「遊タイム」についての解説動画などをYoutubeチャンネルで公開している。

Youtube公式チャンネル「Fujishoji Channel」


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均