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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アイリッジ、コムシード,、ライトアップ

アイリッジ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイリッジ <3917>  1,152円  +80 円 (+7.5%)  本日終値
 アイリッジ<3917>が3日続伸。この日正午ごろ、同社の顧客データ分析プラットフォーム「FANSHIP」が、三井情報(東京都港区)が提供する「プロスポーツチーム向けファンエンゲージメント支援サービス」内で提供される公式アプリのプッシュ通知機能に採用されたと発表しており、これが好材料視された。今回アイリッジが提供したプッシュ通知機能は「FANSHIP」の機能の一つで、配信の日時指定や位置情報を活用した地域限定の情報配信などができるのが特徴。これにより、マーケティングスケジュールに沿った情報配信を実現し、運営スタッフの業務負荷を軽減するとしている。

■コムシード <3739>  461円  +24 円 (+5.5%)  本日終値
 コムシード<3739>が反発し、一時10%近く上昇する場面があった。同社は8日、新作モバイルゲーム「ビッグバッドモンスターズ(ビバモン)」の事前登録者数が30万人を突破したと発表しており、これが株価を刺激したもよう。ビバモンは、グローバルゲーム開発社連合KRAFTON(韓国)との提携で日本版を配信予定の新作モバイルゲーム。美少女やキュートなモンスターがスポーツ感覚で街を破壊して対戦するゲームで、今月4日からGoogle Playで事前予約を開始している。

■ユビAI <3858>  712円  +34 円 (+5.0%)  本日終値
 ユビキタス AIコーポレーション<3858>が一時10%超上昇する場面があった。同社はきょう、イスラエルのジャンゴ・コネクティビティーが開発した遠隔患者モニタリングソフトウェア「CoMedico SDK」の提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。「CoMedico SDK」は、遠隔から患者モニタリングを実現するための機器メーカーやアプリメーカー向けのSDK(特定のソフトウェアを開発する際に必要なツールのセット)。高い画像認識技術を核に、遠隔モニタリングに必要な機能が一通り開発できるという。

■アルトナー <2163>  944円  +34 円 (+3.7%)  本日終値
 アルトナー<2163>は急伸し年初来高値を更新した。8日の取引終了後に発表した第1四半期(2~4月)の単独決算が、売上高18億7400万円(前年同期比15.8%増)、営業利益2億6900万円(同50.5%増)、純利益1億8700万円(同50.3%増)と大幅な増益となり、これを好感した買いが流入した。主要顧客のメーカーからの先行開発プロジェクトへの技術者のニーズが継続したことから、稼働率が高水準で推移したことに加えて、技術者の単価も前年同期を上回ったことが業績拡大につながった。また、4月7日の政府の緊急事態宣言の発令以降に採用活動や営業活動でスタッフのテレワークを推進したことにより、旅費交通費などの費用が計画比で減少したことが利益拡大に貢献したという。なお、21年1月期通期業績予想は、売上高78億3200万円(前期比11.9%増)、営業利益9億7500万円(同10.1%増)、純利益6億7700万円(同10.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■アレンザHD <3546>  914円  +23 円 (+2.6%)  本日終値
 ホームセンターやペットショップなどを展開しているアレンザホールディングス<3546>が続伸。同社は8日取引終了後に、グループの5月度売上高速報を公表。既存店売上高は前年同月比18.0%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。既存店の客数が同13.6%増と4カ月連続でプラスとなったほか、客単価が同3.9%増(前月は2.0%減)と伸びたことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同20.8%増となり、4カ月連続で前年実績を上回った。

■西華産業 <8061>  1,306円  +24 円 (+1.9%)  本日終値
 西華産業<8061>が後場一段高。午後2時ごろ、三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET、神奈川県相模原市)及びその100%子会社である三菱重工エンジンシステム(MHIES、東京都品川区)から、10月1日付で船舶用エンジン販売・サービス事業を譲受すると発表しており、これが好感された。西華産では、MHIET製船舶用エンジンの国内の販売・サービス事業を譲受し、商社としての販売ノウハウを生かすことで、船舶用エンジン販売・サービス事業の拡大と強化を図るのが狙い。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

■ライトアップ <6580>  2,415円  +2 円 (+0.1%)  本日終値
 ライトアップ<6580>が後場プラスに転換。この日、中小企業向け補助金・助成金自動診断システム「Jシステム」のOEM提供先が100社を突破したと発表しており、これが好感された。20年3月にシステムの提供を開始し、約3カ月での100社への導入(システム設定完了)となり、想定よりも大幅に早いペースとしている。

■ストリーム <3071>  78円  -12 円 (-13.3%)  本日終値
 ストリーム<3071>が急反落。8日の取引終了後に発表した第1四半期(2~4月)連結決算が、売上高65億3200万円(前年同期比10.1%増)、営業利益500万円(同87.9%減)、最終利益2800万円(同4.3%増)となり、大幅営業減益となったことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による巣ごもり需要の増加により、パソコンをはじめとしたIT商品や空気清浄機、掃除機、調理家電などの販売が好調に推移し売上高は伸長したものの、店舗販売が厳しい状況となったことで卸販売が減少し利益を減少させた。なお、21年1月期業績予想は、売上高244億3000万円(前期比4.4%増)、営業利益1億1600万円(同28.1%減)、最終利益2300万円(同66.9%減)の従来見通しを据え置いている。

■RVH <6786>  128円  -13 円 (-9.2%)  本日終値
 RVH<6786>が急反落。8日の取引終了後に発表した20年3月期連結決算が、売上高545億2300万円(前の期比7.2%減)、営業損益3億4100万円の赤字(前の期9億4200万円の赤字)、最終損益16億2500万円の赤字(同35億3900万円の赤字)となり、前の期に比べて赤字幅は縮小したものの、従来予想の営業損益2億5000万円の黒字予想から一転して赤字に転落したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、レディスサービス事業の美容脱毛部門・エステティック部門で一部店舗の営業時間短縮や休業、外出自粛に伴う一部地域の来店が減少したことが要因。また、アパレル部門でも一部店舗の営業時間短縮や休業に加えて卒業式・入学式などイベントの中止、家族葬の増加、一部取引先工場の稼働停止などが発生し、事業環境が急激に悪化したことも響いたとしている。なお、21年3月期通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響で現時点では合理的な算定が困難であるとして未定としている。

■シルバエッグ <3961>  1,796円  -154 円 (-7.9%)  本日終値
 シルバーエッグ・テクノロジー<3961>が続落。8日取引終了後、東証と日証金が9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表しており、信用規制による人気離散を警戒する売りが優勢となった。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)とする。

●ストップ高銘柄
 アクロディア <3823>  372円  +80 円 (+27.4%) ストップ高   本日終値
 ナノキャリア <4571>  465円  +80 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 ジャストプランニング <4287>  604円  +100 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 オウケイウェイヴ <3808>  714円  +100 円 (+16.3%) ストップ高買い気配   本日終値
 WTエナジー <1685>  303円  +18 円 (+6.3%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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