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【材料】泉州電業---2Q減収、銅価格の下落により販売価格の低下および電線需要が減少

泉州電 <日足> 「株探」多機能チャートより

泉州電業<9824>は4日、2020年10月期第2四半期(19年11月-20年4月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.4%減の383.99億円、営業利益が同16.1%減の18.04億円、経常利益が同15.5%減の19.11億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.1%減の13.20億円となった。

同社グループの係わる電線業界は、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均658千円と前年同期平均737千円に比べ10.7%下落した。また、建設・電販向けの出荷量は、前年同期に比べ減少基調で推移した。このような情勢のもとで同社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図った。

当第2四半期累計期間の業績は、銅価格の下落による販売価格の低下及び民間設備投資向け電線の需要の減少により、売上高は減収、各利益も減益となった。

2020年10月期通期については、同日、新型コロナウイルス感染症の終息時期の見通しが不透明として連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比9.1%減(前回予想比14.3%減)の761.00億円、営業利益が同11.8%減(同16.6%減)の35.10億円、経常利益が同12.0%減(同16.3%減)の37.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.4%減(同15.8%減)の24.60億円としている。また、普通株式170,000株を上限とする自己株式取得を発表した。

《ST》

 提供:フィスコ

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