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【市況】米国株見通し:反落か、トランプ政権のSNS規制に思惑

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(16時20分現在)

S&P500先物      3,035.62(+0.12)
ナスダック100先物  9,390.50(-42.00)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は弱含み、NYダウ先物は100ドル高。一方、NY原油先物(WTI)は軟調で、今晩の米株式市場は高安まちまちのスタートとなりそうだ。


27日の主要3指数は続伸。ダウは連日の500ドル超高で節目の25000ドル台を回復した。欧州連合(EU)の欧州委員会が新型コロナウイルスで打撃を受けた域内経済の復興を目指し、この日基金創設などを発表。それを期待した欧州株が強含み、米国市場に波及した。また、米国内で最大の感染被害を受けたNY州で店舗の営業再開などが相次ぎ、経済の早期正常化を見込んだ買いが優勢となった。


本日の取引で買いは慎重になりそうだ。今晩発表の1-3月期国内総生産(GDP)改定値は速報値から横ばい、新規失業保険申請件数は前回から改善の公算で、経済指標が底堅い内容となれば回復期待を支援しよう。ただ、香港統治をめぐる中国と米国との対立は、積極的な買いをちゅうちょさせる要因となりそうだ。また、トランプ大統領はツイッターなどのソーシャルメディアの規制や閉鎖の可能性を示唆しており、SNS関連銘柄は売りが強まる可能性があろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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