【通貨】明日の為替相場見通し＝「香港国家安全法」巡る動向に注目

　明日の外国為替市場のドル円相場は、米中対立の動向などが注目されそうだ。予想レンジは１ドル＝１０７円１０～１０８円００銭。

　ドル円相場は１０７円台での往来が続いており、１０８円ラインの上値抵抗線が抜けない状態となっている。今晩は米５月リッチモンド連銀製造業指数や米地区連銀経済報告（ベージュブック）などの発表はあるが、市場への影響は限定的とみられ、ボックス相場は続くことが予想される。そんななか、中国は明日にも全人代で「香港国家安全法」を採択する見通し。トランプ米政権は中国に対する制裁を科す姿勢をみせていることから米中対立への警戒感が高まるなか相場がどんな反応を示すかが注目される。



出所：MINKABU PRESS