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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 双信電機、ドーン、ミサワ中国 (18日大引け後 発表分)

双信電機 <日足> 「株探」多機能チャートより

 18日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 双信電機 <6938>   ★今期経常は黒字浮上へ
 ◆20年3月期の連結経常損益は4億3400万円の赤字(前の期は2億4200万円の黒字)に転落したものの、続く21年3月期は1億5000万円の黒字に回復する見通しとなった。今期は半導体メーカーの設備投資が回復しノイズフィルターの需要が増加するほか、前期から本格量産を始めた無線LANの新規格Wi-Fi6向け製品や5G向け基地局・通信端末向け電子デバイスも伸びる。なお、業績予想は上期中に新型コロナウイルスの影響が収束することを前提に算出している。

 ミサワ中国 <1728> [JQ]  ★今期経常は2.4倍増益へ
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比62.5%減の1.7億円に落ち込んだものの、続く21年3月期は前期比2.4倍の4.2億円にV字回復する見通しとなった。今期は業務改善の徹底などを通じ、大幅な採算改善を見込む。販売面では主力の住宅請負事業や不動産関連事業でWEB活用を積極展開し、収益機会の拡大を目指す。

 トーエネック <1946>   ★前期経常は23%増で27期ぶり最高益、配当を15円増額
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比23.3%増の125億円に伸び、従来予想の113億円を上回って着地。27期ぶりに過去最高益を更新した。一般得意先向けの空調管工事などが増加したうえ、太陽光発電所の売電収入も伸びたことが寄与。工事採算の改善に加え、年金制度見直しによる退職給付費用の減少なども大幅増益につながった。
  併せて、前期の年間配当を135円→150円(前の期は105円)に増額した。なお、21年3月期の業績と配当見通しは開示しなかった。

 ドーン <2303> [JQ]  ★今期配当を1.5円増額修正
 ◆20年5月期の期末一括配当を従来計画の8.5円→10円(前期は7.5円)に増額修正した。好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。権利付き最終日を目前に控え、株主還元の拡充を好感する買いなどが期待される。

 日本ケミファ <4539>   ★前期経常が上振れ着地・今期は63%増益へ
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比79.7%減の3億0700万円に落ち込んだが、従来予想の5000万円を上回って着地。続く21年3月期は前期比62.9%増の5億円に回復する見通しとなった。前期業績の上振れは売上原価の低減や研究開発費の効率的使用、経費削減などを進めたことが背景。今期は7月に販売移管を受ける抗生物質製剤「クラリシッド」の業績寄与やジェネリック医薬品追補品の増収効果に加え、経費の適正化を一段と進めることも利益拡大に貢献する。
  併せて、前期の年間配当を40円→50円(前の期は100円)に増額し、今期も50円を継続する方針とした。

 ウッドワン <7898>   ★前期最終を33%上方修正
 ◆20年3月期の連結最終利益を従来予想の6億円→8億円に33.3%上方修正。増益率が2.7倍→3.7倍に拡大する見通しとなった。ニュージーランド政府による新型コロナウイルスに対する経済支援策(20年度からの減税)を受け、同国子会社の法人税等調整額が4.1億円減少したことが上振れの要因となった。

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