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【材料】インタースペース---2Q減収なるも、メディア運営事業の売上高は2ケタ増

インタスペス <日足> 「株探」多機能チャートより

インタースペース<2122>は12日、2020年9月期第2四半期(19年10月-20年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.7%減の132.06億円、営業利益が同52.4%減の3.17億円、経常利益が同58.3%減の2.83億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同61.0%減の1.59億円となった。

インターネット広告事業の売上高は前年同期比16.3%減の127.25億円、セグメント利益は同28.4%減の4.70億円となった。主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」においては、再成長への取り組みとして、新たなナショナルクライアントおよびグローバルクライアントの獲得に注力した。カテゴリ別では、特に第2四半期において金融カテゴリの証券・FX関連が好調に推移した。また、店舗向けアフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」は、稼働店舗の増加に努めたほか、新規販売チャネルの拡大とストック型商材のユーザー獲得に注力した。さらに、海外事業においては、既存進出国の伸長に加えシンガポールの稼働が開始した。

メディア運営事業の売上高は前年同期比10.0%増の6.06億円、セグメント損失は1.52億円(前年同期は0.09億円の利益)となった。主力の「ママスタジアム」では、動画広告案件が好調に推移したほか、ユーザー向けコンテンツの拡充に注力した。一方で、「BtoC領域の強化」を目的として、2020年4月に学習塾ポータルサイト「塾シル」を運営するユナイトプロジェクトを完全子会社化し、教育メディアジャンルの拡大に注力した。

2020年9月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.4%減の270.00億円、営業利益が同54.4%減の4.00億円、経常利益が同55.1%減の4.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41.7%減の2.60億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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