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【材料】トヨタは売り優勢、円高進行に加えサプライチェーンリスクを警戒

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>は売り優勢でスタート。足もと外国為替市場で1ドル=105円台に入るなど円高が進行しており、これに伴う輸出採算の悪化を嫌気する売りを誘発。更に、世界的な新型コロナウイルスの感染症拡大による影響に伴い、部品輸出の重要拠点であるメキシコでの生産ライン稼働がままならない状況にあり、サプライチェーンリスクに対する警戒感も改めて意識されている。同社は来週前半に決算発表を控えており、これを見極めたいとの思惑も買いを手控えさせている。一方、株式需給面では信用倍率が1.0倍と売り買いがっぷり四つで、下値では空売り買い戻しの動きも想定されるなか下げ幅は限定的となりやすい。

出所:MINKABU PRESS

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