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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 5月3日版
1.NYダウ、過去の暴落後の上昇過程は?
米国は新規感染者数が減少に転じて、感染拡大のピークを過ぎたという見方から、各州で人の移動の制限の緩和を始めました。
このまま徐々に日常へと戻っていくことを前提とするなら、 NYダウの3月23日の安値1万8213ドルは、来年前半までの底値になると考えられます。
米中の覇権争いの中で、米国がこれ以上の遅れを容認するとは考えにくいことから、個人的には、新型コロナ・ウイルスの状況にかかわらず、6月頃からの全米での経済再開が既定路線だと見ています。
これまで、前週末にもNYダウが2万5000ドル以上へ上昇する展開を想定してきました。しかし、実際には上値の重い状態が続いています。想定の通りの展開になっていないので、3月23日の安値が底値であるという見方が間違っていることも考えておく必要があります。
そこで今回は、過去に暴落とも呼べる下げを経過した後、底値をつけて価格が上昇を開始する場合、その上昇の初期段階ではどのような展開になっていたのかについておさらいします。
現在が過去の経験則に当てはまる値動きとなっているなら、まだ上昇の途中の可能性を残します。そうでなければ、5月に1万8213ドルを試す動きになる可能性を考えておく必要が出てきます。
図1は、NYダウ月足です。図中の四角で囲っている部分が暴落後に底値をつけた場面です。
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米国は新規感染者数が減少に転じて、感染拡大のピークを過ぎたという見方から、各州で人の移動の制限の緩和を始めました。
このまま徐々に日常へと戻っていくことを前提とするなら、 NYダウの3月23日の安値1万8213ドルは、来年前半までの底値になると考えられます。
米中の覇権争いの中で、米国がこれ以上の遅れを容認するとは考えにくいことから、個人的には、新型コロナ・ウイルスの状況にかかわらず、6月頃からの全米での経済再開が既定路線だと見ています。
これまで、前週末にもNYダウが2万5000ドル以上へ上昇する展開を想定してきました。しかし、実際には上値の重い状態が続いています。想定の通りの展開になっていないので、3月23日の安値が底値であるという見方が間違っていることも考えておく必要があります。
そこで今回は、過去に暴落とも呼べる下げを経過した後、底値をつけて価格が上昇を開始する場合、その上昇の初期段階ではどのような展開になっていたのかについておさらいします。
現在が過去の経験則に当てはまる値動きとなっているなら、まだ上昇の途中の可能性を残します。そうでなければ、5月に1万8213ドルを試す動きになる可能性を考えておく必要が出てきます。
図1は、NYダウ月足です。図中の四角で囲っている部分が暴落後に底値をつけた場面です。
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