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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ポーラHD、OLC、JR東日本

ポーラHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本精化 <4362>  1,471円  -133 円 (-8.3%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 28日に決算を発表。「今期経常は21%減益、前期配当を2円増額・今期も33円継続へ」が嫌気された。
 日本精化 <4362> が4月28日大引け後(16:20)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比11.9%増の39.2億円に伸びたが、21年3月期は前期比20.9%減の31億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を31円→33円(前の期は30円)に増額し、今期も33円を継続する方針とした。
  ⇒⇒日本精化の詳しい業績推移表を見る

■ポーラHD <4927>  1,918円  -171 円 (-8.2%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 28日に決算を発表。「今期経常を一転46%減益に下方修正」が嫌気された。
 ポーラ・オルビスホールディングス <4927> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は1.5億円の赤字(前年同期は65.2億円の黒字)に転落した。併せて、通期の同利益を従来予想の307億円→165億円(前期は306億円)に46.3%下方修正し、一転して46.1%減益見通しとなった。
  ⇒⇒ポーラHDの詳しい業績推移表を見る

■オリエンタルランド <4661>  13,680円  -605 円 (-4.2%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>は3日ぶり反落。28日の取引終了後、20年3月期の連結決算について売上高4644億5000万円(前の期比11.6%減)、営業利益968億6200万円(同25.1%減)、純利益622億1700万円(同31.1%減)になったと発表し、あわせて21年3月期の見通しについて、合理的な業績予想の算定が困難として開示していないことが嫌気されたようだ。20年3月期は、新規アトラクションやスペシャルイベントにより入場者数が好調に推移していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの両パークを2月29日から休園したことにより入園者数が減少し、ゲスト1人当たりの売上高も減少したとしている。

■JR東日本 <9020>  7,873円  -264 円 (-3.2%)  本日終値
 JR東日本<9020>は続落。28日の取引終了後、20年3月期の連結決算について売上高2兆9466億3900万円(前の期比1.8%減)、営業利益3808億4100万円(同21.5%減)、純利益1984億2800万円(同32.8%減)になったと発表し、21年3月期の連結業績予想について未定としたことが嫌気された。20年3月期は、2月以降の新型コロナウイルス感染症の拡大により鉄道利用客が減少し、駅構内店舗や駅ビル、ホテルなどの利用実績も軒並み減少した。また、前年の台風19号上陸で甚大な被害を受けたことにより、特別損失を計上したことなども影響した。

■広栄化学工業 <4367>  2,226円  +400 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値
 広栄化学工業<4367>がストップ高。きょう付けの化学工業日報で、「新型コロナウイルスの治療薬として期待される『アビガン』および『レムデシビル』の原料を生産する」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、千葉工場(千葉県袖ヶ浦市)の既存プラントを生かして、5月中にアビガンの合成原料であるピリジンの生産体制を構築するほか、レムデシビルの原料であるピロールについても、米ギリアド・サイエンシズとの直接取引が決定し、生産量を拡大する計画だという。

■アズーム <3496>  2,240円  +400 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値
 30日に発表した「アズーム、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
  ⇒⇒アズームの会社開示情報を見る

■ダイトーケミックス <4366>  453円  +80 円 (+21.5%) ストップ高   本日終値
 ダイトーケミックス<4366>がストップ高。28日取引終了後、20年3月期利益の増額修正を発表したことが好感された。売上高は125億円から124億1700万円(前の期比2.9%増)に見直したものの、営業利益は5億5000万円から8億1200万円(同3.6%増)に、純利益は4億5000万円から5億2400万円(同15.3%減)に増額した。韓国の持ち分法適用会社の火災による損失があったが、環境関連事業の収益性向上や化成品事業の経費削減などが利益を押し上げた。

■sMedio <3913>  930円  +150 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 sMedio<3913>が後場に入って人気化し、ストップ高に買われた。同社はきょう午後2時15分頃に、20年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業損益は3700万円の黒字(前年同期は4400万円の赤字)に浮上し、通期計画2400万円の黒字を超過したことが好感されたようだ。売上高は2億6600万円(前年同期比19.5%増)で着地。前期に開発に取り組んだ4K・8Kテレビ向けのロイヤルティー収入が寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■Aiming <3911>  505円  +80 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 Aiming<3911>がストップ高に買われた。同社は28日取引終了後に20年12月期第1四半期(1~3月)の決算を発表し、同日夜に決算説明動画を配信した。その中でスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>傘下のスクウェア・エニックスと共同開発中のスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストタクト」について言及しており、これが刺激材料となったようだ。「ドラゴンクエストタクト」は2月27日から3月5日にクローズドβテストを実施し、大きなトラブルもなく順調に進んだという。また、新型コロナウイルス感染による同タイトルの開発遅延は生じていないことを明らかにした。なお、第1四半期業績は最終損益(非連結)が1億5500万円の赤字(前年同期は4800万円の黒字)だった。併せて非開示だった上期(1~6月)の業績予想は最終損益が3億7700万円の赤字(前年同期は4億6900万円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しを示している。

■だいこう証券ビジネス <8692>  651円  +100 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 だいこう証券ビジネス<8692>がストップ高。28日取引終了後、野村総合研究所<4307>がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表。TOB価格が前日終値を67%上回る1株920円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。なお、TOBの買い付け期間はきょうから6月15日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通しだ。

●ストップ高銘柄
 テラ <2191>  297円  +80 円 (+36.9%) ストップ高   本日終値
 イーエムネットジャパン <7036>  1,630円  +300 円 (+22.6%) ストップ高   本日終値
 HMT <6090>  882円  +150 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値
 MSコンサル <6555>  601円  +100 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 ランシステム <3326>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 など、20銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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