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【材料】エレマテック---20年3月期は前期比減収も、業績予想の上回りにより増配を発表

エレマテック <日足> 「株探」多機能チャートより

エレマテック<2715>は23日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比4.2%減の1,756.54億円、営業利益は同24.8%減の47.65億円、経常利益は同27.3%減の44.99億円、親会社に帰属する当期純利益は同3.0%減の32.63億円となった。

減収減益となったものの、多種多様な商材の取扱いにより幅広いビジネス領域をカバーし、市場の変化にも機敏に適応できる同社の特徴が発揮され、新型コロナウイルスの感染拡大の影響下においては底堅く推移した。

2021年3月期第1四半期の連結業績予想については、売上高が前年同期比3.7%減の410.00億円、営業利益が同22.8%減の9.00億円、経常利益が同22.3%減の8.50億円、親会社株主に帰属する四半純利益が同26.7%減の6.00億円を見込んでおり、引き続き底堅く推移するものとして大きな混乱は見込んでいない。通期業績予想については、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が、同社グループの事業環境に大きく影響を及ぼしており、現段階では合理的な業績予想の算定が難しい状況であることから、公表を見送るとしている。

また同日、2020年3月期連結業績が予想を上回ることとなったことから、2020年3月期の期末配当予想を1株当たり14.00円から15.00円に増配することを発表した。

《SF》

 提供:フィスコ

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