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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):オンワード、パソナG、パンパシHD

オンワード <日足> 「株探」多機能チャートより
■オンワード <8016>  389円  -45 円 (-10.4%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 10日に決算を発表。「前期最終は赤字転落で下振れ着地、今期業績は非開示」が嫌気された。
 オンワードホールディングス <8016> が4月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年2月期の連結最終損益は521億円の赤字(前の期は49.4億円の黒字)に転落し、従来予想の240億円の赤字を下回って着地。なお、21年2月期の業績見通しは開示しなかった。
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■パソナグループ <2168>  899円  -55 円 (-5.8%)  本日終値
 10日に決算を発表。「6-2月期(3Q累計)最終が38%減益で着地・12-2月期も38%減益」が嫌気された。
 パソナグループ <2168> が4月10日大引け後(15:30)に決算を発表。20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結最終利益は前年同期比38.1%減の5.6億円に落ち込み、通期計画の23億円に対する進捗率は24.7%にとどまったものの、5年平均の21.6%を上回った。
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■パンパシHD <7532>  1,887円  -114 円 (-5.7%)  本日終値
 10日に発表した「3月ドンキ既存店売上高は12.1%減」が売り材料。
 3月ドン・キホーテ既存店売上高は前年同月比12.1%減。

■OSG <6136>  1,286円  -75 円 (-5.5%)  本日終値
 10日に決算を発表。「12-2月期(1Q)経常は36%減益で着地、今期業績・配当を未定に変更」が嫌気された。
 OSG <6136> が4月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年11月期第1四半期(19年12月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比35.7%減の35.6億円に落ち込んだ。同時に、従来42円を計画していた今期の年間配当を未定に変更した。
  ⇒⇒OSGの詳しい業績推移表を見る

■洋缶HD <5901>  1,135円  -62 円 (-5.2%)  本日終値
 10日に業績修正を発表。「前期最終を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 東洋製罐グループホールディングス <5901> が4月10日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の55億円の黒字→25億円の赤字(前の期は202億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の235億円→245億円(前の期は277億円)に4.3%上方修正し、減益率が15.4%減→11.8%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒洋缶HDの詳しい業績推移表を見る

■文教堂GHD <9978>  160円  +50 円 (+45.5%) ストップ高   本日終値
 文教堂グループホールディングス <9978> [JQ]がストップ高。10日大引け後、20年8月期上期(19年9月-20年2月)の連結経常損益を従来予想の1700万円の赤字→1億6100万円の黒字(前年同期は2億8800万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料視された。話題作を中心にコミックの販売が好調に推移する中、不採算店舗の閉店や構造改革効果で利益率が改善した。前期に商品評価損を計上していた商品の一部を売却したことも上振れの要因となった。

■シキボウ <3109>  1,300円  +300 円 (+30.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 シキボウ<3109>がストップ高。前週末10日の取引終了後、抗ウイルス加工「フルテクト」を施した繊維素材が、コロナウイルスに対して抗ウイルス効果があるとの試験結果を得たと発表したことが好感された。今回行われた試験はレーヨン100%不織布に対する試験で、用いられたウイルスは現在流行しているコロナウイルスとは異なるものの、ウイルスの種類は同じ亜科であり同様の効果があると推定されるという。同社では防護服やマスク、医療従事者向け衣料などに使われる不織布素材に同加工を実施し、製品の性能向上を図るとしている。

■ぷらっとホーム <6836>  1,344円  +300 円 (+28.7%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム<6836>が連日のストップ高。10日午後に、設定不要で置くだけでリモート環境になる「EasyBlocks Remote Office」(イージーブロックス・リモートオフィス)を4月下旬に出荷開始すると発表しており、これが好感された。新製品は、会社と自宅に端末を置くだけでテレワーク環境が構築できるアプライアンス製品。コンパクトサイズの「親機」、手の平サイズの「子機」から構成され、親機は会社のネットワークに、子機は自宅のインターネット回線とパソコンにつなぐだけで、簡単に社内のネットワークにアクセスできるようになるのが特徴という。

■DMP <3652>  2,694円  +500 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値
 DMP <3652> [東証M]がストップ高。10日大引け後、20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3000万円→8000万円に2.7倍上方修正。従来の9.1%減益予想から一転して2.4倍増益見通しとなったことが買い材料視された。画像処理半導体「RS1」の出荷が計画通りに順調に進んだことに加え、利益率の高いIPコアライセンス事業が想定以上に伸びたことなどが上振れの要因となった。

■マックスバリュ九州 <3171>  2,244円  +400 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値
 マックスバリュ九州<3171>はストップ高。10日取引終了後、同社とイオン九州<2653>、イオンストア九州(福岡市博多区)が、イオン九州を存続会社として合併を実施すると発表した。MV九州株1株に対してイオン九州株1.5株を割り当てるとしており、これをもとにしたMV九州株の理論株価が2670円(10日終値時点)となることから、これにサヤ寄せする動きとなった。なお、合併の効力発生日は9月1日で、MV九州は8月28日に上場廃止になる予定としている。

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