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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ローツェ、安川電、メドピア

ローツェ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ローツェ <6323>  4,135円  +685 円 (+19.9%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ローツェ <6323> が急騰。10日大引け後に発表した20年2月期の連結経常利益は前の期比25.8%増の75.1億円で着地。続く21年2月期も前期比10.4%増の82.9億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の半導体関連装置で5Gの商用化やデータセンター向け設備投資の増加が追い風となるほか、前期に受注したFPD関連装置の大型案件なども寄与し、23.7%の大幅増収を見込む。

■コシダカHD <2157>  394円  +34 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 10日に決算を発表。「上期経常は5%増益で着地」が好感された。
 コシダカホールディングス <2157> が4月10日大引け後(15:30)に決算を発表。20年8月期第2四半期累計(19年9月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比4.8%増の52.3億円に伸びた。
  ⇒⇒コシダカHDの詳しい業績推移表を見る

■セントラル警備保障 <9740>  4,035円  +330 円 (+8.9%)  11:30現在
 セントラル警備保障<9740>が大幅反発している。前週末10日の取引終了後に発表した21年2月期連結業績予想で、売上高700億円(前期比3.2%増),営業利益45億円(同5.6%増)、純利益30億円(同4.5%増)と連続営業最高益更新を見込んでいることが好感されている。引き続き「人による警備」から「機械システムによる警備」へとイノベーションを図ることで機械警備の伸長を見込むほか、既存の常駐警備でも画像監視の活用などでより効率的で合理的な警備システムへの転換に注力するという。なお、20年2月期決算は、売上高678億1400万円(前の期比8.7%増)、営業利益42億6100万円(同25.0%増)、純利益28億7100万円(同29.2%増)だった。

■ホギメディカル <3593>  3,740円  +210 円 (+6.0%)  11:30現在
 ホギメディカル<3593>が大幅続伸となっている。同社は10日取引終了後に、21年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを64億円(前期比20.6%増)としているほか、年間配当計画を68円(前期比2円増配)としていることが好感されているようだ。売上高は387億円(同3.9%増)を予想。今後も需要拡大が見込まれる手術用キット「プレミアムキット」の生産量増大と生産効率向上のため、新キット工場2期工事を着実に進めていくとともに、原価低減など経営効率化に注力するとしている。なお、20年3月期通期の連結決算は、売上高が372億3200万円(前の期比1.6%増)、営業利益が53億700万円(同21.1%増)で着地した。

■チームスピリット <4397>  1,909円  +100 円 (+5.5%)  11:30現在
 10日に決算を発表。「上期経常が41%増益で着地・12-2月期も4%増益」が好感された。
 チームスピリット <4397> [東証M] が4月10日大引け後(15:30)に決算を発表。20年8月期第2四半期累計(19年9月-20年2月)の連結経常利益は前年同期非連結比41.1%増の1億2700万円に拡大し、通期計画の2億4500万円に対する進捗率は51.8%に達し、さらに前年同期の36.9%も上回った。
  ⇒⇒チームスピリットの詳しい業績推移表を見る

■CYBERDYNE <7779>  421円  +21 円 (+5.3%)  11:30現在
 CYBERDYNE<7779>が反発している。同社はきょう、身体機能改善を目的とした装着型サイボーグ、医療用HAL下肢タイプについて、タイ食品医療品承認局(タイFDA)から医療機器の製造販売承認を取得したと発表しており、これが材料視されているようだ。タイFDAに承認された対象疾患は、欧州連合(EU)やサウジアラビア、マレーシアなどと同様に、脳血管障害(脳卒中)や脊髄損傷、神経筋難病など幅広い疾患をカバー。今回のタイFDA承認により、東南アジアの医療機器市場の2大国であるマレーシアとタイで、医療用HALを用いたサイバニクス治療を開始する。また10日には、心疾患の診断をアシストする超聴診器の開発を行っているAMI(熊本県水俣市)に出資したと発表しており、これも買い手掛かりのひとつとなっているもよう。同社は、AMIの超聴診器と自社のサイバニクス・プラットフォームがつながることで、心疾患に対する革新的な予防・早期発見・診断を実現するとしている。

■メドピア <6095>  1,739円  +65 円 (+3.9%)  11:30現在
 メドピア<6095>が大幅高となっている。10日の取引終了後、オンライン診療ツール「first call for オンライン診療」を5月中旬にリリースすると発表しており、これが好材料視されている。同サービスはパソコン、スマートフォンに対応し、オンライン診療で必要な基本機能である「テレビ電話面談機能」「診療メモ機能(医師向け)」「チャット機能」の提供に特化。あわせてオンライン診療に関する情報やニュース、導入における疑問を解決するためのガイドをWeb上で公開し、各医療機関での導入負荷を軽減することに留意したという。なお、20年12月末まで無料で提供するという。

■安川電機 <6506>  3,115円  +65 円 (+2.1%)  11:30現在
 安川電機<6506>は買い優勢。前日終値近辺で売り買いを交錯させるも、やや売りに押される展開。同社が10日取引後に発表した20年2月期決算は、営業利益が前の期比55%減の223億3900万円と急減した。新型コロナウイルスの影響による設備投資需要の減退などが収益の落ち込みに反映された。ただ、株価的には織り込みが進んでおりサプライズ的な売りは観測されていない。一方、今期予想は3~5月期のみ開示で通期は未定としており、先行き不透明感から現状は上値を買い進む動きも限定的だ。

■ケーヨー <8168>  524円  +4 円 (+0.8%)  11:30現在
 ケーヨー <8168> が続伸。10日大引け後に発表した20年2月期の経常損益(非連結)は12.1億円の黒字(前の期は7.5億円の赤字)に浮上して着地。続く21年2月期の同利益は前期比96.9%増の24億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期も引き続きDCMホールディングス <3050> との仕入れ一本化による利益率の改善を図る。DCM棚割導入改装を30店舗実施するほか、店舗オペレーションの改善などを進める方針。なお、新型コロナウイルスの影響は織り込んでいない。

■オンワード <8016>  407円  -27 円 (-6.2%)  11:30現在
 10日に決算を発表。「前期最終は赤字転落で下振れ着地、今期業績は非開示」が嫌気された。
 オンワードホールディングス <8016> が4月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年2月期の連結最終損益は521億円の赤字(前の期は49.4億円の黒字)に転落し、従来予想の240億円の赤字を下回って着地。なお、21年2月期の業績見通しは開示しなかった。
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■パソナグループ <2168>  898円  -56 円 (-5.9%)  11:30現在
 10日に決算を発表。「6-2月期(3Q累計)最終が38%減益で着地・12-2月期も38%減益」が嫌気された。
 パソナグループ <2168> が4月10日大引け後(15:30)に決算を発表。20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結最終利益は前年同期比38.1%減の5.6億円に落ち込み、通期計画の23億円に対する進捗率は24.7%にとどまったものの、5年平均の21.6%を上回った。
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■文教堂GHD <9978>  153円  +43 円 (+39.1%) 一時ストップ高   11:30現在
 文教堂グループホールディングス <9978> [JQ]が一時ストップ高。10日大引け後、20年8月期上期(19年9月-20年2月)の連結経常損益を従来予想の1700万円の赤字→1億6100万円の黒字(前年同期は2億8800万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料視された。話題作を中心にコミックの販売が好調に推移する中、不採算店舗の閉店や構造改革効果で利益率が改善した。前期に商品評価損を計上していた商品の一部を売却したことも上振れの要因となった。

■シキボウ <3109>  1,300円  +300 円 (+30.0%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 シキボウ<3109>がストップ高。前週末10日の取引終了後、抗ウイルス加工「フルテクト」を施した繊維素材が、コロナウイルスに対して抗ウイルス効果があるとの試験結果を得たと発表したことが好感されている。今回行われた試験はレーヨン100%不織布に対する試験で、用いられたウイルスは現在流行しているコロナウイルスとは異なるものの、ウイルスの種類は同じ亜科であり同様の効果があると推定されるという。同社では防護服やマスク、医療従事者向け衣料などに使われる不織布素材に同加工を実施し、製品の性能向上を図るとしている。

■ぷらっとホーム <6836>  1,295円  +251 円 (+24.0%)  11:30現在
 ぷらっとホーム<6836>が前週末のストップ高に続いてこの日もストップ高の1344円水準でカイ気配となっている。10日午後に、設定不要で置くだけでリモート環境になる「EasyBlocks Remote Office」(イージーブロックス・リモートオフィス)を4月下旬に出荷開始すると発表しており、これが好感されている。新製品は、会社と自宅に端末を置くだけでテレワーク環境が構築できるアプライアンス製品。コンパクトサイズの「親機」、手の平サイズの「子機」から構成され、親機は会社のネットワークに、子機は自宅のインターネット回線とパソコンにつなぐだけで、簡単に社内のネットワークにアクセスできるようになるのが特徴という。

■DMP <3652>  2,694円  +500 円 (+22.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 DMP <3652> [東証M]がストップ高買い気配。10日大引け後、20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3000万円→8000万円に2.7倍上方修正。従来の9.1%減益予想から一転して2.4倍増益見通しとなったことが買い材料視された。画像処理半導体「RS1」の出荷が計画通りに順調に進んだことに加え、利益率の高いIPコアライセンス事業が想定以上に伸びたことなどが上振れの要因となった。

■木村工機 <6231>  2,956円  +500 円 (+20.4%) ストップ高   11:30現在
 木村工機 <6231> [東証2]がストップ高。10日大引け後、20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の13.7億円→18.5億円に34.5%上方修正。従来の7.0%減益予想から一転して25.2%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。産業用空調で高品質な空気環境へのニーズが高まる中、高効率・高性能な空冷ヒートポンプ製品の販売が想定より伸びたことが収益を押し上げた。

●ストップ高銘柄
 メドレックス <4586>  280円  +80 円 (+40.0%) ストップ高   11:30現在
 松屋アールアンドディ <7317>  1,640円  +300 円 (+22.4%) ストップ高   11:30現在
 マックスバリュ九州 <3171>  2,244円  +400 円 (+21.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、19銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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