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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):SHIFT、メドレー、島津

SHIFT <日足> 「株探」多機能チャートより
■SHIFT <3697>  7,830円  +1,000 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 SHIFT <3697> がストップ高。9日大引け後に発表した20年8月期上期(19年9月-20年2月)の連結経常利益が前年同期比2.7倍の12.7億円に急拡大し、従来予想の9億円を上回って着地したことが買い材料視された。主力のソフトウエアテストで独パッケージソフト開発大手SAP領域や通信関連の顧客開拓が進んだことが寄与。高付加価値サービスの増加やサービスラインアップの拡充でエンジニア単価が上昇したことも大幅増益に貢献した。併せて、PCリユースやキッティングなどを展開するエスエヌシーの全株式を取得し子会社化すること、および技術戦略や採用・育成戦略のコンサルティングなどを手掛けるレクターと協業開始することを明らかにしている。

■メドレー <4480>  2,610円  +257 円 (+10.9%)  本日終値
 メドレー<4480>が急伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「オンラインや電話で初診患者を診療した医療機関への診療報酬について、厚生労働省が2100円程度とする方向で調整に入ったことが9日わかった」と報じられたことを手掛かり材料視している。記事通りならば、一般的な対面診療の初診料である2880円の4分の3程度となり、特別措置ながら、オンライン診療を選択する人が増えるとの思惑から、オンライン診療システム「CLINICS オンライン診療」を展開する同社に買いが向かっているようだ。また、オプティム<3694>と共同でオンライン診療「ポケットドクター」を展開するMRT<6034>なども大幅高となっている。

■島津製作所 <7701>  2,905円  +132 円 (+4.8%)  本日終値
 島津製作所<7701>が後場に入って急伸。同社はきょう、かねてより開発を進めていた「新型コロナウイルス検出試薬キット」を発売すると発表しており、これが好感されたようだ。現状の遺伝子増幅法(PCR法)による新型コロナウイルスの検出では、鼻咽頭拭い液などの試料(検体)からRNAを抽出して精製する煩雑な作業が必要で、これが多数の試料を迅速に検査する際の妨げになってきた。今回発売するキットを使用することによって、RNAの抽出・精製工程が省けるため検査に要する人手を大幅に削減でき、かつ2時間以上かかっていたPCR検査の全工程を従来の半分である約1時間に短縮することが可能だという。なお、当面は国内のみの販売としているが、5月以降の海外輸出も視野に入れて準備を進めているとしている。

■三菱UFJ <8306>  426円  +18 円 (+4.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが高い。米連邦準備理事会(FRB)は9日、一般企業に対する融資など2兆3000億ドルの緊急資金供給策を発表。大企業などから社債の買い取りを行うことも明らかにした。この発表を受け、金融市場の安定化に向けた期待が高まり、欧米の銀行株が急伸。米国のJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、英国のバークレイズなどが値を上げた。この流れのなか、日本のメガバンクにも買いが膨らんでいる。

■大黒天物産 <2791>  3,325円  +140 円 (+4.4%)  本日終値
 大黒天物産<2791>が反発。9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年6月~20年2月)連結決算が、売上高1526億4400万円(前年同期比13.1%増)、営業利益32億4100万円(同53.4%増)、純利益20億5200万円(同3.2倍)と大幅増益となったことが好感された。ESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス)の強化に加えて、新潟県、和歌山県、愛媛県にそれぞれ1店舗の新規出店と、既存店舗の老朽化に伴う建て替えを1店舗、生鮮売り場を強化した大幅改装を2店舗で実施したことが寄与した。なお、20年5月期通期業績予想は、売上高1935億円(前期比5.5%増)、営業利益45億2000万円(同64.9%増)、純利益23億8000万円(同8.4倍)の従来見通しを据え置いている。

■栄研化学 <4549>  2,144円  +84 円 (+4.1%)  本日終値
 栄研化学<4549>が反発。同社は検査薬大手で特にOC(便潜血検査試薬)のシェアでは群を抜く。9日取引終了後、体外診断用医薬品「Loopamp新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット」を10日に発売することを発表、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。新型コロナウイルス感染症の診断補助として迅速な診断を可能としており、感染拡大防止に貢献が期待される製品として期待が膨らんだ。

■サカタのタネ <1377>  3,340円  +125 円 (+3.9%)  本日終値
 サカタのタネ<1377>が後場一段高。同社はきょう、子会社のサカタ・シード・アメリカを通じて、米カリフォルニア州にあるレタス種苗会社のバンガード社を買収したと発表。同国での野菜種苗ビジネスの拡充につながるとして好感されたようだ。同社はこの買収により、バンガード社が持つレタスの品種開発に必要な遺伝資源、育種プログラム、レタス種子の販売チームを取得。これを機にグローバル市場向けにレタスの新品種の開発を加速させ、レタス種子市場の主要な種苗会社としての地位を確立するとしている。

■ファーストリテイリング <9983>  48,190円  +1,240 円 (+2.6%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が6日続伸。9日の取引終了後、20年8月期の連結業績予想について、売上高を2兆3400億円から2兆900億円(前期比8.8%減)へ、営業利益を2450億円から1450億円(同43.7%減)へ、純利益を1650億円から1000億円(同38.5%減)へ下方修正したが、想定内との見方が強い。3月の実績に加えて、4月、5月は引き続き新型コロナウイルス感染症の影響により大幅減収が見込まれ、6月以降に事業活動が徐々に正常化する仮定のもとに算出したという。また、業績予想の下方修正に伴い、中間・期末配当予想を各250円から各240円に引き下げ、年間配当を500円から480円にするとあわせて発表している。なお、第2四半期累計(19年9月~20年2月)決算は、売上高1兆2085億円(前年同期比4.7%減)、営業利益1367億3600万円(同20.9%減)、純利益1004億5900万円(同11.9%減)だった。同時に、3月度の国内ユニクロ事業の売上速報を発表しており、既存店及びEコマース売上高は前年同月比27.8%減と2カ月ぶりに前年実績を下回った。新型コロナウイルス感染症の影響により、客数が同32.4%減と大幅に減少したことが響いた。

■富士フイルム <4901>  5,459円  +133 円 (+2.5%)  本日終値
 富士フイルムホールディングス<4901>が4日ぶりに反発。9日、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」について、新型コロナウイルス感染症を対象とした米国第2相臨床試験を開始すると発表しており、これが好材料視された。「アビガン」に関しては今年3月、子会社である富士フイルム富山化学で新型コロナウイルス感染症患者を対象とした臨床試験を国内で開始している。米国での治験では、数十例の患者を対象に、「アビガン」投与時の治療効果と安全性を確認することを目的としている。

■塩野義製薬 <4507>  5,520円  +29 円 (+0.5%)  本日終値
 塩野義製薬<4507>は小動き。SMBC日興証券は9日、同社株の目標株価を6400円から5900円に引き下げた。投資評価は「2」を継続した。同社の業績を支えているのは「ドルテグラビル」を主力とする抗HIV薬のフランチャイズだが、その独占販売期間は27年中に満了する。28年以降は、特許切れのパテントクリフ(HIVクリフ)を支えるだけの次世代大型候補品に乏しく、先行きが不透明であることを警戒している。

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