【特集】「農業関連」が10位にランク、FAOなどの共同声明で世界的食料危機を意識<注目テーマ>
農業総研 <日足> 「株探」多機能チャートより
1 テレワーク
2 遠隔医療
3 マスク
4 コロナウイルス
5 人工呼吸器
6 巣ごもり
7 5G
8 eラーニング
9 教育ICT
10 農業関連
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「農業関連」が10位となっている。
ツイッターなどで「世界的食料危機」というワードが話題となっている。きっかけは国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)、世界貿易機関(WTO)のトップが3月31日に、 新型コロナウイルスと食料安全保障や貿易について共同声明を出したこと。このなかで「各国の新型コロナウイルス封じ込めのための行動が、食料供給に影響を与えないよう、輸出制限などの措置を取らずに協調する必要がある」と呼びかけた。
こうしたなか、4月3日付の日本経済新聞電子版は「旧ソ連の穀物輸出国が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、輸出の管理に動き出した」と報道。記事によれば、最大の小麦輸出国のロシアは4月から6月末までの穀物輸出に割当制を導入し、ウクライナは6月末までの小麦輸出量に上限を設けたという。
国内の自給率向上を視野に、足もとでは農業コンサルティング事業などを手掛ける農業総合研究所<3541>への関心が高まっており、この日は一時ストップ高まで上昇。このほか、 種苗を販売するカネコ種苗<1376>やサカタのタネ<1377>、肥料大手の多木化学<4025>や片倉コープアグリ<4031>、各種農薬を手掛ける北興化学工業<4992>や日本農薬<4997>、農機大手の井関農機<6310>やクボタ<6326>などにも注目したい。
出所:MINKABU PRESS