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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ポート、東名、システム情報

ポート <日足> 「株探」多機能チャートより
■ポート <7047>  620円  +100 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 ポート<7047>がストップ高。6日の取引終了後、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、高血圧の患者を中心に初診からオンライン診療を提供する環境の準備が完了したと発表しており、これが好感された。テレメディーズ(東京都千代田区)と連携して行うもので、ユーザーは専用アプリをダウンロードして会員登録すると、アプリを通じて専門医療機関からオンラインで高血圧を中心とした診療を受けることが可能になるという。また、アプリを使用して継続的にオンラインでの高血圧治療を受けることもできるとしている。なお、同取り組みによる業績への影響は、短期的には軽微としている。

■東名 <4439>  1,031円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 東名<4439>がストップ高。6日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(19年9月~20年2月)連結業績について、営業利益が3億5600万円から4億2300万円(前年同期比40.5%増)へ、純利益が2億9300万円から3億2900万円(同10.8%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は57億9600万円から56億6400万円(同6.4%増)へやや下振れたものの、他社からの契約変更による新規獲得よりも既存顧客の解約抑止に注力したことで、解約違約金の費用負担が想定を下回ったことに加えて、人件費や採用費が予想を下回ったことが要因。また、投資有価証券売却益の計上なども寄与したという。

■システム情報 <3677>  717円  +100 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率6位
 システム情報<3677>がストップ高。午後2時ごろ、テレワークサービス「Telekumo(テレクモ)」の提供を開始したと発表しており、これが好材料視された。同サービスは、同社が行ってきたリモートワークの実績とノウハウを集約し、外部の顧客に向けたサービスとして提供するもの。子会社シンクスクエアが提供する仮想デスクトップクラウドサービスの「Thinkumo(シンクモ)」の仮想デスクトップ上にテレワークを実現するための機能・サービス群を搭載し、「リモート会議」や「ビジネスチャット」機能によるリモート環境でのコミュニケーションの実現や、クラウド上のストレージを活用した「ファイル共有」機能、統合セキュリティー管理を実施するための「セキュリティー管理」機能などを搭載しているという。また、「勤怠管理」や「スケジュール共有」などのオプション機能も順次追加するとしている。

■ピアラ <7044>  1,083円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 ピアラ<7044>がストップ高に買われた。6日取引終了後、グループの業績について現状で特に新型コロナウイルスの影響は見られないと発表しており、これを好感する買いが向かった。主力のECマーケティングテック事業はビューティ&ヘルス業界と食品業界でEC販売を主とする顧客にECマーケティングを支援しており、取り引きに問題はなく業績に影響はないとした。また、広告マーケティング事業、海外事業については業績への影響は軽微としている。

■ドリームインキュベータ <4310>  1,114円  +150 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率8位
 6日に発表した「2.57%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.57%にあたる25万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月8日から21年3月31日まで。

■Hamee <3134>  1,032円  +118 円 (+12.9%)  本日終値
 Hamee<3134>が大幅続伸。6日の取引終了後、同社のクラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」と、ロジザード<4391>の提供するクラウド型WMS(倉庫管理システム)「ロジザードZERO」の連携について、連携機能を追加したと発表しており、これが好感された。今回の機能追加は、今年1月に開始したAPIによる自動連携機能に加えて、4月7日から出荷報告と在庫情報の自動連携機能を追加するというもの。これにより「ネクストエンジン」は「ロジザードZERO」と提携する倉庫への出荷業務を完全自動化し、EC事業者の出荷業務にかかる時間を大幅に削減することが可能となるとしている。

■ステムリム <4599>  340円  +35 円 (+11.5%)  本日終値
 ステムリム<4599>が急伸。午前9時ごろ、栄養障害型表皮水疱症を対象とした骨髄間葉系幹細胞動員医薬「KOI2」(HMGB1ペプチド)に関して、第2相医師主導臨床試験の終了に伴うマイルストーンを達成したと発表しており、これが好材料視された。今回のマイルストーン達成は、塩野義製薬<4507>とのライセンス契約に基づくもので、マイルストーンペイメントの具体的な金額は非開示となっている。なお、同件により、20年7月期業績予想における事業収益4億円を達成する見込みとしている。

■メドレックス <4586>  199円  +20 円 (+11.2%) 一時ストップ高   本日終値
 メドレックス<4586>が急反発。同社はきょう寄り付き前に、自社の「マイクロニードル製剤の量産化」プロジェクトが、かがわ産業支援財団の令和2年度「新かがわ中小企業応援ファンド」競争力強化研究開発支援事業に採択されたと発表。このプロジェクトは、現在は注射しか投与手段のないワクチンや核酸医薬・タンパク医薬などの無痛経皮投与を可能にし、またワクチンや免疫性疾患で従来の注射剤と比べて高い免疫効果が期待できるマイクロニードル製剤の量産化に向けた技術開発を目的としたもの。なお、この件による20年12月期業績への影響は軽微だが、翌期以降については精査のうえ、影響が大きい場合は速やかに公表するとしている。

■エコートレーディング <7427>  478円  +45 円 (+10.4%)  本日終値
 6日に業績修正を発表。「前期経常を29%上方修正」が好感された。
 エコートレーディング <7427> が4月6日大引け後(15:10)に業績修正を発表。20年2月期の連結経常利益を従来予想の7900万円→1億0200万円(前の期は7100万円)に29.1%上方修正し、増益率が11.3%増→43.7%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒エコートレーディングの詳しい業績推移表を見る

■バイセル <7685>  1,549円  +122 円 (+8.6%)  本日終値
 BuySell Technologies<7685>が急反発。6日の取引終了後、シニア向けサポート事業「まごころサポート」を展開するMIKAWAYA21(東京都中央区)と業務提携を行うことで合意したと発表しており、これが好感された。MIKAWAYA21の「まごころサポート」は、シニア層の「ちょっと困った」をサポートするサービス。バイセルでは、顧客宅に出張訪問を行った際に、電球交換や家具の移動などさまざまな困りごとがあるとの相談を受ける機会が多くあったことから、同社の顧客をMIKAWAYA21へ、またMIKAWAYA21の顧客をバイセルへ紹介することで、両社の強みを生かしたシナジーを生み出すことができるとしている。なお、同件による20年12月期業績への影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄
 コックス <9876>  178円  +50 円 (+39.1%) ストップ高   本日終値
 鉄人化計画 <2404>  185円  +50 円 (+37.0%) ストップ高   本日終値
 アトラ <6029>  235円  +50 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値
 くろがね工作所 <7997>  620円  +111 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値
 など、23銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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