【市況】東京株式(前引け)=反発、中国PMI好感も上値重い
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は、朝方から幅広く買い戻される展開。前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が急反発しており、この流れを受けて主力株中心に買いが入った。午前10時に発表された3月の中国製造業および非製造業PMIが予想以上に好調だったことも、市場心理改善につながった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は強く、戻り売り圧力も拭えない。中国PMI発表後は1万9200円近辺で強弱観が対立する形で上値も重い。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>なども上昇した。富士フイルムホールディングス<4901>も物色人気。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>なども高い。ブイキューブ<3681>は活況高が続いている。ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>がストップ高、アルヒ<7198>も大きく買われた。半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。NTT<9432>も売りにされた。オルトプラス<3672>が大幅安、ダイトウボウ<3202>も利益確定売りに安かった。
出所:MINKABU PRESS