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【市況】NY株式:NYダウ1351ドル高、2兆ドル経済救済策の上院可決を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場は上昇。ダウ平均は1351.62ドル高の22552.17ドル、ナスダックは413.24ポイント高の7797.54ポイントで取引を終了した。昨日、上院が2兆ドル規模の経済救済策案を可決し、一両日中の下院での採決を経て成立に近づいたことが好感され、寄り付き直後から上昇。週次失業保険申請件数は300万件超と前週の10倍以上の水準に急増し、過去最大を記録したが、投資家も既に相当程度織り込んでいたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面大規模緩和を維持するとの見方が相場を支え、引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では公益事業や銀行が大きく上昇、消費者サービスや食品・生活必需品小売りの伸びは最小にとどまった。

ネットワーク製品メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、アナリストによる投資判断・目標株価引き上げが好感され上昇。化粧品メーカーのコティ(COTY)は、除菌用ローションの製造を開始、S&Pによる同社の信用格付け引き下げにもかかわらず大幅上昇した。一方で、今回の政府の支援策の対象とならない、クルーズ運営会社のロイアルカリビアン(RCL)やノルウェージャンクルーズライン(NCLH)は軒並み下落。大手百貨店のメーシーズ(M)は、格付け会社S&Pによる格下げに続き、アナリストの収益予測や目標株価引き下げが嫌気され下落した。電気自動車のテスラ(TSLA)は、従業員2名の新型コロナへの感染が明らかとなり軟調推移。

パウエルFRB議長はTVインタビューで、FRBの手段が尽きるということはなく、「経済を支援する政策余地まだある」と応えている。また現在の状況は異例で、ファンダメンタルズは依然強くウイルスの感染拡大が収まれば、景気は回復すると楽観的な見解を示した。



Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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