【通貨】3月25日のNY為替概況
米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は111円68銭まで上昇後、111円09銭まで反落して引けた。
米2月耐久財受注速報値が予想外のプラスとなったほか、米国のトランプ政権と上院議会が2兆ドル規模の経済救済策で合意したため景気悪化懸念が後退しドル買いが一時強まった。その後、米国債利回りの低下でドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.0785ドルから1.0882ドルまで上昇して引けた。
欧州中央銀行(ECB)は国債買取プログラム OMT(Outright Monetary Transactions)を必要に応じて発動することに広範な支持が得られたと報じられたほか、ドイツのショルツ財務相が景気対策を示唆したためユーロ買いが強まった。
ユーロ・円は120円22銭から121円08銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。
ポンド・ドルは1.1640ドルから1.1901ドルのレンジで上下に振れた。
ドル・スイスは0.9816フランから0.9763フランまで下落した。
[経済指標]
・米・2月耐久財受注速報値:前月比+1.2%(予想:-0.9%、1月:+0.1%←-0.2%)・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比-0.6%(予想:-0.4%、1月:+0.8%)・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.7%(予想:-0.2%、1月:+1.1%←+1.0%)・米・1月FHFA住宅価格指数:前月比+0.3%(予想:+0.4%、12月:+0.7%←+0.6%)
《KY》
提供:フィスコ