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【市況】なぜ金に投資をするのか?~もっと知りたい商品先物取引


みなさんこんにちは!フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。今回は、様々な投資商品がある中で、金に投資をするのにはどのような意義があるのかについてお伝えします。

■リスクの分散効果が期待できる
まず、金に投資をすることでリスクの分散投資効果を期待することができます。なぜなら、金は株式や債券などと異なる値動きをする傾向があるからです。金は、株や債券などと異なり、発行体の信用リスクを気にする必要がありません。株は、発行した企業が破綻してしまえばその価値はなくなってしまいますし、紙幣についてもそれを発行している国の信用が落ちてしまえば価値は目減りしてしまいます。つまり、「株」や「紙幣」そのものに価値があるのではなく、その発行体の信用があるからこそ価値を保っているのです。1万円札の原価は約20円ほどだといわれていますが、国の信用があるからこそ1万円として取引されているのです。一方で金の場合は、その物自体に価値があります。つまり宝飾品や工業品として、金そのものを使うことができます。そのため、発行体の信用がなくなって価値がなくなるということはありません。これらの理由から、金をポートフォリオに組み入れることで、金融資産のリスク分散を期待できるのです。

■中国とインドの景気動向に連動しやすい
伝統的に、金は有事の際の「安全資産」とされており、発行体の信用リスクを気にする必要がないとお話しましたが、最近では新興国の景気動向に連動しやすくなっている面もあります。新興国とは、中国とインド、世界の金の二大消費国です。両国とも宝飾品としての需要が旺盛で、かつ世界経済において存在感が大きくなっています。そのため、金価格を見る上では、同国の景気動向に注視する必要があります。

■ファンドなどの投資資金の動きも影響
またファンドなどの投資資金の動きにも影響を受けます。他の金融資産の価格が急落している場面では、ファンドなどの投資資金が損失を補填するために金の換金売りを進める傾向があることから、他の金融資産に近い値動きになる場合も見受けられます。基本的には「安全資産」の役割を担う金ですが、例外もあるということをお伝えしておきます。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ
(参考 TOCOM)

《US》

 提供:フィスコ

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