市場ニュース

戻る
 

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

アドベンチャ <日足> 「株探」多機能チャートより

■アドベンチャ <6030>  2,590円 (+500円、+23.9%) ストップ高

 アドベンチャー <6030> [東証M]がストップ高。前週末13日の取引終了後、発表を延期していた第2四半期累計(19年7-12月)連結決算を発表し、売上高310億9500万円(前年同期比47.9%増)、営業利益10億2500万円(同3.4倍)、純利益6億1900万円(同3.8倍)と大幅な増収増益となったことが好感された。skyticketなど旅行系事業が好調に推移したという。なお、 新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して、第3四半期以降は広告費を大幅に削減し、同事業で大幅増益を目指すとしている。なお、20年6月期通期業績予想は合理的な算出が困難であるとして開示していない。

■フルスピード <2159>  373円 (+72円、+23.9%) 一時ストップ高

 フルスピード <2159> [東証2]が急反騰、一時ストップ高。同社が13日、発行済み株式数(自社株を除く)の11.3%にあたる176万4000株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。買い付け期間は3月17日から21年3月16日まで。

■ACCESS <4813>  873円 (+150円、+20.8%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。ACCESS <4813> がストップ高。同社は13日大引け後に決算を発表。20年1月期の連結経常利益は前の期比15.4%減の4.3億円になったが、21年1月期は前期比23.3%増の5.3億円に拡大する見通しとなった。4期連続増収になる。

■ヤーマン <6630>  485円 (+80円、+19.8%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。ヤーマン <6630> がストップ高。同社が13日、発行済み株式数(自社株を除く)の3.57%にあたる200万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。買い付け期間は3月16日から6月30日まで。

■アルトナー <2163>  627円 (+100円、+19.0%) ストップ高

 東証1部の上昇率3位。アルトナー <2163> がストップ高。前週末13日の取引終了後に発表した21年1月期の単独業績予想で、売上高78億3200万円(前期比11.9%増)、営業利益9億7500万円(同10.1%増)、純利益6億7700万円(同10.4%増)と5期連続で営業最高益更新を見込み、年間配当を前期比2円50銭増の23円を予定していることが好感された。技術者数の増加や前年同水準の稼働率・技術者単価を見込む。スタッフの増員や、教育・研修施設の東日本ラーニングセンターの開設、求人費の増加、IT・インフラ投資などが利益を圧迫するものの、売り上げ増で吸収する見通しだ。なお、20年1月期決算は、売上高70億200万円(前の期比10.6%増)、営業利益8億8600万円(同12.8%増)、純利益6億1300万円(同13.4%増)だった。

■日本アビオ <6946>  945円 (+150円、+18.9%) ストップ高

 日本アビオニクス <6946> [東証2]がストップ高の945円に買われた。一部ネットニュースで、日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が共同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の記者会見で、同社のサーモグラフィカメラが使われていたと報じられており、これが好材料視されたようだ。同社の赤外線サーモグラフィカメラは既に空港などで利用されているが、こうした記者会見の場で使われることはまれであり、用途拡大による需要増への期待から買いが入っているようだ。

■高見サイ <6424>  960円 (+150円、+18.5%) ストップ高

 高見沢サイバネティックス <6424> [JQ]がストップ高。14日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の6.1億円→11.3億円に85.2%上方修正し、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。交通システム機器で自動券売機などの出改札関連機器の更新や改造案件が想定より伸びる。原価率が良化したことも上振れの要因となる。併せて、創立50周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正したことも好感された。

■ベステラ <1433>  694円 (+100円、+16.8%) ストップ高

 東証1部の上昇率4位。ベステラ <1433> がストップ高。石油プラントなどの解体工事を手掛けているが、今期業績は急回復を見込んでいる。前週末13日に発表した21年1月期の営業利益予想は前期比6.1倍となる5億7000万円を見込んでいる。これを手掛かり材料に大口の買いを呼び込む形となった。

■ブイキューブ <3681>  755円 (+100円、+15.3%) ストップ高

 東証1部の上昇率5位。ブイキューブ <3681> が短期資金の再攻勢でストップ高に買われる人気となった。同社はWeb会議やネット上のセミナー開催など遠隔地の相手を映像でつなぐビジネスを手掛け、株式市場ではテレワーク関連の有力株として投資資金の継続的な流入を誘っている。時価総額は200億円以下の小型株にも関わらず、日々の出来高が極めて高水準でマーケットの注目度の高さをうかがわせる。13日取引終了後、抗菌・抗ウイルス化ソリューションを提供するデルフィーノケア(東京都目黒区)と協業で進めていた感染症対策としての「テレキューブ」空間内まるごと抗菌コーティングについて、施工が完了したことを発表、これが改めて株価を押し上げる手掛かり材料となったもよう。

■フリービット <3843>  642円 (+84円、+15.1%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率7位。フリービット <3843> が急反騰、一時ストップ高。13日、発行済み株式数(自社株を除く)の10.68%にあたる250万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。買い付け期間は3月16日から9月30日まで。

■リーガル不 <3497>  614円 (+67円、+12.3%) 一時ストップ高

 リーガル不動産 <3497> [東証M]が急反騰、一時ストップ高。同社が13日、株主優待制度を拡充すると発表したことが好材料視された。優待品をクオカードから株主優待ポイントに変更。毎年7月末時点で200株以上を保有する株主に対し、4000~10万ポイントを付与。ポイントは特設サイトに掲載の2000点以上の商品と交換できる。

■三井ハイテク <6966>  1,068円 (+102円、+10.6%) 一時ストップ高

 三井ハイテク <6966> が急反騰、一時ストップ高に買われた。14日大引け後に発表した20年1月期の連結経常損益は前の期比81.3%減の1.5億円に落ち込んだものの、続く21年1月期の同利益は前期比7.2倍の11億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は車載用モーターコアの需要が伸びるほか、電子部品の受注が下期から回復し、13.8%の増収を見込む。車載用モーターコア工場への先行投資が増加する一方、生産性の向上や原価低減による利益改善を目指す。

■エスユーエス <6554>  308円 (+25円、+8.8%)

 エスユーエス <6554> [東証M]が7日ぶり急反発に転じた。株価は一時18%高の334円まで買われた。同社は技術者派遣を主力にERP導入などに絡むコンサルティング業務を手掛ける。自動車業界を中心に企業の開発系技術者に対する需要は旺盛で足もとの業績は会社側の想定を上回って好調だ。同社は13日取引終了後に20年9月期中間期(19年10月-20年3月)の営業利益を従来予想の6300万円から3億円(前年同期比4.5%減)に大幅上方修正した。これを材料視する形で投資マネーを引き寄せた。

※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均