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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ベステラ、ブイキューブ、アエリア

ブイキューブ <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本アビオニクス <6946>  945円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 日本アビオニクス<6946>がストップ高の945円に買われた。一部ネットニュースで、日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が共同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の記者会見で、同社のサーモグラフィカメラが使われていたと報じられており、これが好材料視されたようだ。同社の赤外線サーモグラフィカメラは既に空港などで利用されているが、こうした記者会見の場で使われることはまれであり、用途拡大による需要増への期待から買いが入っているようだ。

■高見サイ <6424>  960円  +150 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 高見沢サイバネティックス <6424> [JQ]がストップ高。14日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の6.1億円→11.3億円に85.2%上方修正し、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。交通システム機器で自動券売機などの出改札関連機器の更新や改造案件が想定より伸びる。原価率が良化したことも上振れの要因となる。併せて、創立50周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正したことも好感された。

■ベステラ <1433>  694円  +100 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 ベステラ<1433>がストップ高。石油プラントなどの解体工事を手掛けているが、今期業績は急回復を見込んでいる。前週末13日に発表した21年1月期の営業利益予想は前期比6.1倍となる5億7000万円を見込んでいる。これを手掛かり材料に大口の買いを呼び込む形となった。

■ブイキューブ <3681>  755円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位
 ブイキューブ<3681>が短期資金の再攻勢でストップ高に買われる人気となった。同社はWeb会議やネット上のセミナー開催など遠隔地の相手を映像でつなぐビジネスを手掛け、株式市場ではテレワーク関連の有力株として投資資金の継続的な流入を誘っている。時価総額は200億円以下の小型株にも関わらず、日々の出来高が極めて高水準でマーケットの注目度の高さをうかがわせる。13日取引終了後、抗菌・抗ウイルス化ソリューションを提供するデルフィーノケア(東京都目黒区)と協業で進めていた感染症対策としての「テレキューブ」空間内まるごと抗菌コーティングについて、施工が完了したことを発表、これが改めて株価を押し上げる手掛かり材料となったもよう。

■フリービット <3843>  642円  +84 円 (+15.1%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率7位
 13日に発表した「10.68%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の10.68%にあたる250万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月16日から9月30日まで。

■リーガル不動産 <3497>  614円  +67 円 (+12.3%) 一時ストップ高   本日終値
 13日に発表した「株主優待制度を拡充」が買い材料。
 株主優待制度を拡充。優待品をクオカードから株主優待ポイントに変更。毎年7月末時点で200株以上を保有する株主に対し、4000~10万ポイントを付与。ポイントは特設サイトに掲載の2000点以上の商品と交換できる。

■エスユーエス <6554>  308円  +25 円 (+8.8%)  本日終値
 エスユーエス<6554>が7日ぶり急反発に転じた。株価は一時13%高の320円まで買われた。同社は技術者派遣を主力にERP導入などに絡むコンサルティング業務を手掛ける。自動車業界を中心に企業の開発系技術者に対する需要は旺盛で足もとの業績は会社側の想定を上回って好調だ。同社は13日取引終了後に20年9月期中間期(19年10月~20年3月)の営業利益を従来予想の6300万円から3億円(前年同期比4.5%減)に大幅上方修正した。これを材料視する形で投資マネーを引き寄せた。

■アエリア <3758>  487円  +36 円 (+8.0%)  本日終値
 アエリア <3758> [JQ]が急反発。13日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.6%にあたる60万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月16日から9月15日まで。

■山王 <3441>  401円  +25 円 (+6.7%)  本日終値
 山王<3441>が急反発。前週末13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(19年8月~20年1月)連結決算が、売上高39億2100万円(前年同期比0.8%増)、営業利益7300万円(前年同期5700万円の赤字)、最終利益1億8000万円(同2億7600万円の赤字)となり、従来予想の営業損益3000万円の赤字を上回り黒字着地となったことが好感された。車載・産業機器分野の回復が遅れている一方、通信向け分野で5G向けを中心に部品需要が回復基調にあり、東北工場に新ラインを建設して積極的な受注活動に努めたことが寄与した。なお、20年7月期通期業績予想は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大による影響が見通せないとして、未定に修正した。

●ストップ高銘柄
 ヤマザキ <6147>  314円  +80 円 (+34.2%) ストップ高   本日終値
 ツインバード工業 <6897>  425円  +80 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値
 メディシノバ・インク <4875>  431円  +80 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値
 アスカネット <2438>  933円  +150 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 など、22銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値
 梅の花 <7604>  1,546円  -400 円 (-20.6%) ストップ安   本日終値
 テリロジー <3356>  409円  -100 円 (-19.7%) ストップ安   本日終値
 NEXT 原油ブル <2038>  419円  -80 円 (-16.0%) ストップ安   本日終値
 トランザス <6696>  598円  -100 円 (-14.3%) ストップ安   本日終値
 など、5銘柄

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