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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):エコモット、オハラ、オハラ

エコモット <日足> 「株探」多機能チャートより
■第一興商 <7458>  3,495円  -75 円 (-2.1%)  本日終値
 第一興商<7458>は、全般相場安に連れ朝方に前日比405円安の3165円に売られたものの、その後下げ幅を縮小。12日の取引終了後、上限を50万株(発行済み株数の0.89%)、または20億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが下値に入ったようだ。取得期間は3月13日から9月30日まで。資本効率の向上と株主還元を目的としている。

■エコモット <3987>  785円  +100 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値
 エコモット<3987>が逆行高。12日の取引終了後、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、ウェアラブル装着が可能な赤外線サーモカメラにより、物理的接触を伴わずに発熱の疑いのある人物を検知可能なシステムを開発したと発表しており、これが好感された。同システムは、身体に装着したサーモカメラで通行中の人物を撮影し、ストリーミングしたサーモグラフィ(画像)をクラウドストレージに保存、もしくはリアルタイムで確認することが可能というもの。撮影と同時に体表面温度を測定することで、発熱が疑われる人物が検知された際には、検疫担当者のリストバンド型デバイスに対して、バイブレーションによる目立たない形でのフィードバックを行うという。これにより、周囲に配慮しながらの別室誘導など感染抑止のための措置がとりやすくなるとしており、オフィスビルや商業施設などへの感染者の侵入抑止に効果が見込まれるとしている。

■オハラ <5218>  641円  -150 円 (-19.0%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率6位
 12日に決算を発表。「11-1月期(1Q)経常は赤字転落で着地、今期業績・配当を未定に変更」が嫌気された。
 オハラ <5218> が3月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年10月期第1四半期(19年11月-20年1月)の連結経常損益は4.7億円の赤字(前年同期は3.2億円の黒字)に転落した。同時に、従来15円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。
  ⇒⇒オハラの詳しい業績推移表を見る

■GAテクノ <3491>  1,864円  -433 円 (-18.9%) 一時ストップ安   本日終値
 GA technologies<3491>が急落。12日の取引終了後に発表した第1四半期(19年11月~20年1月)連結決算が、売上高98億4200万円(前期比34.1%増)、営業損益4600万円の赤字(前年同期7800万円の黒字)、最終損益8400万円の赤字(同2400万円の赤字)となり、営業損益が赤字に転落したことが嫌気された。RENOSY事業拡大のための広告宣伝や人財投資を行ったことで売上高は増加した。ただ、ストックビジネスである賃貸管理強化や新規事業創出のためのセールス人員の配置転換などを行ったことで一時的に採算が悪化した。なお、20年10月期通期業績予想は、好調な採用活動により戦力となるセールス人員が採用計画を上回る見込みであることから、売上高を550億円から610億円(前期比55.3%増)へ上方修正したものの、営業利益18億円(同50.9%増)、純利益7億7000万円(同50.9%増)は従来見通しを据え置いている。

■NEXT 原油ブル <2038>  499円  -100 円 (-16.7%) ストップ安   本日終値
 NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブル ETN<2038>が連日ストップ安。前日は欧米株市場が暴落したが、リスク回避の売りは原油市況にも及び、WTI原油先物価格は1ドル48セント安の1バレル=31ドル50セントと反落、米国株市場でもエクソンモービルが11%を超える下げをみせるなどエネルギー関連株の下げがきつい。原油ブルは原油市況の動きに連動するETNで、ボラティリティの高さが特長となっており、売り圧力が顕在化している。国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>なども大きく売られている。

■ユークス <4334>  290円  -40 円 (-12.1%)  本日終値
 12日に業績修正を発表。「前期経常を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 ユークス <4334> [JQ] が3月12日大引け後(15:15)に業績修正を発表。20年1月期の連結経常損益を従来予想の2.7億円の黒字→3.4億円の赤字(前の期は3.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
  ⇒⇒ユークスの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「株主優待制度を廃止」も売り材料。

■ホクリヨウ <1384>  544円  -73 円 (-11.8%)  本日終値
 12日に業績修正を発表。「今期経常を一転15%減益に下方修正」が嫌気された。
 ホクリヨウ <1384> が3月12日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の3億4700万円→1億8800万円(前期は2億2100万円)に45.8%下方修正し、一転して14.9%減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の1億6600万円→1億9400万円(前期は8500万円)に16.9%上方修正し、増益率が95.3%増→2.3倍に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒ホクリヨウの詳しい業績推移表を見る

■MrMax <8203>  273円  -34 円 (-11.1%)  本日終値
 ミスターマックス・ホールディングス<8203>が大幅安で3日続落。12日の取引終了後、集計中の20年2月期連結業績について、営業利益が28億2000万円から23億円(前の期比16.2%減)へ、最終利益が19億3000万円から12億円(同46.6%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気された。19年10月の消費税増税に対応した販促セールなどが奏功し、売上高は1193億9000万円から1222億円(同2.9%増)へ上方修正したものの、増税前特需で家電製品や日用消耗品などの利益率の低い商品群の売上構成が増えたことや、7月の長雨や暖冬の影響などで季節商品の売り上げが振るわなかったことで粗利益率が低下した。また、キャッシュレス決済比率の上昇や販促費の増加などで経費が増えたことも響いた。また、利益の下振れに伴い、期末配当を従来予想の18円から14円に減額した。なお、前の期の実績に対しては5円の減配となる。

■トーエル <3361>  521円  -58 円 (-10.0%)  本日終値
 12日に決算を発表。「5-1月期(3Q累計)経常が15%減益で着地・11-1月期も5%減益」が嫌気された。
 トーエル <3361> が3月12日大引け後(16:00)に決算を発表。20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比15.4%減の8.3億円に減り、通期計画の17.6億円に対する進捗率は47.5%にとどまり、5年平均の60.2%も下回った。
  ⇒⇒トーエルの詳しい業績推移表を見る

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