【特集】「人工知能」が14位にランク、新型コロナの問い合わせ対応などで活用<注目テーマ>
ALBERT <日足> 「株探」多機能チャートより
1 マスク
2 円高メリット
3 5G
4 コロナウイルス
5 原油安メリット
6 テレワーク
7 巣ごもり
8 旅行
9 遠隔医療
10 植物工場
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が14位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、安倍首相が19日頃まで大規模イベントの自粛継続を呼びかけるなど企業活動や国民生活への影響は当面続きそうだ。ただ、こうしたなか産官学が一体となって感染の早期終息に向けた取り組みが進められており、その一環として人工知能(AI)を活用する動きがみられている。
例えば、住民対応の支援を目的としたものでは、ALBERT<3906>が自治体向けに AI・高性能チャットボット「スグレス」を無償で提供しているほか、NEC<6701>やユーザーローカル<3984>も無償で提供。神奈川県はLINE<3938>が提供するコミュニケーションアプリ「LINE」を活用し、住民からの問い合わせにAIによる自動応答で適切な相談先などを案内する公式アカウントを5日に開設した。
このほか、ノーリツ鋼機<7744>は5日、子会社のドクターネットが新型コロナウイルス感染症の画像診断の品質向上を目的に、中国のAI開発会社と共同プロジェクトに関する契約を締結したと発表。立命館大学生命科学部の伊藤將弘教授らの研究グループは AIによるデータ解析で、新型コロナウイルスの進化に2種類の特異的なタンパク質が関与している可能性が高いことを発見し、3日にオランダの学術専門誌(オンライン版)に掲載された。
出所:MINKABU PRESS