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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (3月9日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、本日の寄り付き値で大幅安となる公算です。

 本日の下げは、2018年以降、強く下値が意識されてきた2万1000円の節目が強い支持になっていないことを示す動きになるので、目先の下げ余地が昨年8月の安値2万0110円前後まで拡大します。

 2万0110円前後で強く下値を支えられる動きになるなら、明日には、下値堅さを確認する作業を経過して、今週以降、4月へ向けた上昇の準備へ入る可能性が出てきます。

 一方で、明日以降も下げの流れを継続するなら、来週のFOMC、日銀会合を経過するまで、上値重い状況を継続し、2018年12月の安値1万8948円を割れる展開になる可能性を考えておく必要が出てきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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