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【特集】すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 内田衛さんの場合-第4回

相場の暴落時に数々の失敗、その教訓が3億円超えを導いたワケ

登場する銘柄
ひまわりホールディングス、北の家族、ケイビー(いずれも上場廃止)
長谷工コーポレーション<1808>、
三井信託銀行、住友信託銀行、安田信託銀行(前から2つは現在、三井住友信託銀行として三井住友トラスト・ホールディングス<8309>の完全子会社に、安田はみずほ信託銀行に再編された後にみずほ信託銀行としてみずほフィナンシャルグループ<8411>の完全子会社となる)


文・イラスト/福島由恵(ライター)、構成/真弓重孝(株探編集部)

内田さん内田衛さん(50代・男性)のプロフィール:
投資家だった親戚のおじさんに影響され、高校生のうちから投資をスタート。以降、投資歴は約35年、「逆張り&集中投資」をモットーとするすご腕投資家だ。父親とカードローンから借りた800万円を元手にバブル経済の株価上昇に乗るも、ほどなくしてバブル崩壊の波に飲み込まれ、投資資金もまるまる泡と化す。その後は約9年間、借金返済生活に追われるが、1999年の金融危機のさなかに手掛けた信託銀行3行への投資で一発逆転。それまでの借金をチャラにするほど資金は拡大する。
2001年には約12年務めた会社を退職し、専業投資家に転身。その数年後に億り人を達成するもリーマン・ショックで資金を4分の1程度まで溶かすという大痛手を食らう。それでもめげずに投資を続行し、自身の培った逆張り投資の経験を生かし、1億円のマイルストーンに再到達する。現在はさらに3億円超まで資産の拡大を遂げている。ちょっと波乱万丈系のツワモノだ。

バブル時代に買ったワラントが紙くず化し、800万円借金生活に
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