【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アルチザ、ラクーンＨＤ、シダー (5日大引け後 発表分)

　5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　アルチザ <6778> [東証２]　　★上期経常が黒字浮上で着地
　◆20年7月期上期(19年8月-20年1月)の連結経常損益は2億0900万円の黒字(前年同期は3億9900万円の赤字)に浮上して着地。5G向け通信計測器の販売が本格化したうえ、ネットワーク監視のパケットキャプチャツールも大きく伸び、98.6％の大幅増収を達成した。LTE規格向けの研究開発費と販管費が減少したことも黒字浮上の要因となった。
　　通期計画の2億2500万円に対する進捗率は92.9％に達しており、業績上振れが期待される。
　　併せて、フィンランド・ノキアから5G向け基地局の性能評価・検証用テストシステムを受注したことも明らかにしている。

　シダー <2435> [ＪＱ]　　★今期経常を11％上方修正、配当も2円増額
　◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の1.3億円→1.5億円に10.8％上方修正。減益率が36.2％減→29.4％減に縮小する見通しとなった。デイサービス事業、施設サービス事業とも堅調に推移するなか、台風被害に係る保険金収入を計上することなどが利益を押し上げる。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の2円→4円(前期は2円)に大幅増額修正した。

　ラクーンＨＤ <3031> 　　★5-1月期(3Q累計)経常が36％増益で着地
　◆20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比36.0％増の5.2億円に拡大して着地。主力の卸・仕入れサイトは国内流通が回復したほか、新型コロナウイルス発生に伴うマスク特需で海外流通額も増えた。掛売決済代行サービス「Paid」の取扱高増加に加え、家賃保証事業を展開するALEMOの買収効果も大幅増益に貢献した。

株探ニュース