【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸も値下がり多く上値の重さ目立つ
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きょう前場の東京市場は朝方こそ前日の米国株急騰を受けて買い優勢でスタートしたものの、徐々に戻り売りに押され値を消す展開となった。主要国が金融政策で協調緩和の動きをみせるとの思惑が株高を後押ししているものの、新型コロナウイルスの経済への影響を警戒する形で一段の上値を買い進む動きはみられない。値下がり銘柄数の多さが目立つ。日経平均は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、前引けは小幅プラス圏で着地。なお、TOPIXはマイナスだった。
個別ではソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>が堅調。オリエンタルランド<4661>も買い優勢。武田薬品工業<4502>も買いを集めた。ビーロット<3452>が急伸、カーブスホールディングス<7085>はストップ高。テモナ<3985>、大幸薬品<4574>なども大幅上昇した。半面、東京エレクトロン<8035>が朝高後に値を消し、NTT<9432>も軟調。サニックス<4651>が急落となったほか、エイチ・アイ・エス<9603>も大幅安。ノーリツ鋼機<7744>も大きく値を下げた。
出所:MINKABU PRESS