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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ワークマン、郵船、アイスタディ

ワークマン <日足> 「株探」多機能チャートより
■AI inside <4488>  21,620円  +1,420 円 (+7.0%)  11:30現在
 AI inside<4488>が大幅続伸している。2日の取引終了後、AI-OCRサービス「DX Suite」が1000契約を突破したと発表しており、これが好感されている。DX Suiteは、同社独自のAI技術を導入することで、従来のOCRでは困難とされた手書き文字を高精度に読み取り、これまで人が手入力で行っていたデータ化業務を自動化することができるサービス。「定型帳票」を読み取りデジタルデータ化する「Intelligent OCR」、まとめてアップロードした複数の書類を種類ごとに自動で仕分ける「Elastic Sorter」、「非定型帳票」をデータ化する「Multi Form」の3つのアプリケーションを有しているという。

■ワークマン <7564>  7,330円  +300 円 (+4.3%)  11:30現在
 ワークマン<7564>が大幅続伸している。2日の取引終了後に発表した2月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比27.3%増と29カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。寒暖の差が大きく防水防寒ウェアやウォームパンツなどの防寒衣料が好調に推移した。また、通年商品の超撥水ストレッチシリーズや人気ブロガーコラボ企画第2弾の「コットンキャンパー」も売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同32.9%増だった。

■日本郵船 <9101>  1,573円  +14 円 (+0.9%)  11:30現在
 日本郵船<9101>をはじめ海運株が総じて強い動き。新型コロナウイルスの感染拡大も発生元の中国では収束の方向に向かっていることが確認されている。中国景気の減速は海運セクターにとってマイナスに働くが、行き過ぎた不安心理が足もとやや後退していることで海運株にも買い戻しが入っている。なお、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は2月28日現在で535まで回復、ここまで11連騰と戻り足を強めており、海運株にとってはこれも追い風となっている。

■石油資源開発 <1662>  2,328円  +7 円 (+0.3%)  11:30現在
 石油資源開発<1662>、国際石油開発帝石<1605>など石油関連株に高いものが目立つ。業種別騰落率で9時15分現在「石油」は全業種を通じで値上がり率トップとなっている。ここ新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界景気失速懸念からWTI原油先物価格は下落基調を強めていたが、前日はリスクオフの巻き戻しに加え、OPECの追加減産思惑が浮上したことで7日ぶりに急反発、1ドル99セント高の1バレル=46ドル75セントまで水準を戻しており、これが関連銘柄の株価を押し上げる形となっている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  1,990円  -181 円 (-8.3%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 エイチ・アイ・エス<9603>が大幅反落している。2日の取引終了後、20年10月期の連結業績予想について、売上高を9000億円から7750億円(前期比4.1%減)へ、営業利益を193億円から17億円(同90.3%減)へ、最終損益を110億円の黒字から11億円の赤字(前期122億4900万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。旅行事業やハウステンボスグループ、ホテル事業を中心に、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う影響が見込まれることに加えて、ハウステンボスでイベント施策や入場料金改定による入場者数増加を見込んでいたものの改善に結びついていないことを考慮したという。なお、ハウステンボスでは2月29日から3月15日までテーマパークを臨時休園するが、その影響額については現在算定中で、修正予想には反映させていないとしている。

■アドバンテスト <6857>  5,020円  -140 円 (-2.7%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>は寄り付き高く始まったものの、上値の重い展開でその後マイナス圏に沈み、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>も朝方買い一巡後は大きく伸び悩む展開を強いられている。前日の米国株市場ではNYダウが過去最大の上げ幅を記録するなど、リスクオフの巻き戻しが顕著となった。特にインテルが大幅高に買われるなど半導体関連の上昇が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も急速に戻り足をみせているが、東京市場では同関連株に戻り売り圧力が強い。東京エレクトロンは前日に1000円を超える上昇で切り返したものの、きょうは空売りのショートカバーによる浮揚力が働かず、足もとでは前日終値近辺まで上げ幅を縮小している。

■霞ヶ関キャピタル <3498>  4,400円  +700 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在
 霞ヶ関キャピタル<3498>がストップ高の4400円に買われている。2日の取引終了後、熊本市におけるアパートメントホテル開発プロジェクトに関して、地域創生ソリューション(東京都千代田区)を無限責任組合員とする「ALL-JAPAN観光立国ファンド」を出資者として招聘し協働の取り組みを開始したと発表しており、これが好材料視されている。なお、同プロジェクトは、岐阜県高山市におけるアパートメントホテル開発事業に続き、ALL-JAPAN観光立国ファンドとの2件目の協業プロジェクトとなるという。

■ビーロット <3452>  1,665円  +245 円 (+17.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ビーロット<3452>が急騰。2日の取引終了後、2月21日に発表した140万株の公募による新株発行と20万株の売り出し、及び上限を24万株とするオーバーアロットメントによる売り出しを中止すると発表しており、一株利益の希薄化などへの懸念が後退したとの見方が買い安心感につながったようだ。新型コロナウイルス感染症の拡大で株式市場の不安定度が増しているとして、こうした状況下で新株の発行などを継続することはステークホルダーの利益最大化に至らないと判断したという。

■昴 <9778>  4,450円  +560 円 (+14.4%)  11:30現在
 2日に発表した「大学受験専門予備校運営会社を買収」が買い材料。
 大学受験専門予備校を運営するタケジヒューマンマインドの全株式を取得し子会社化する。

■モブキャスト <3664>  293円  +27 円 (+10.2%)  11:30現在
 モブキャストホールディングス<3664>が急騰。子会社モブキャストゲームスが製作委員会に参画し開発中のスマートフォン向けゲームアプリ「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」の公式ツイッターが2日、3日に重大発表を告知予定と発表したことが好材料視されている。ツイッターでは「明日、ついに始動」とあることから、新たな情報への期待が高まっているようだ。

■サムコ <6387>  1,817円  +158 円 (+9.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 半導体製造装置のサムコ <6387> が急伸。2日大引け後、20年7月期上期(19年8月-20年1月)の経常利益(非連結)を従来予想の3.2億円→4.7億円に47.2%上方修正。増益率が22.1%増→79.8%増に拡大し、19期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。売上高は計画未達となったものの、海外で利益率の高い製品の販売が伸びたことが利益を押し上げた。工場の安定稼働による生産性向上や経費抑制の推進も上振れの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の7.2億円(前期は3億円)を据え置いた。

■アイスタディ <2345>  1,305円  +101 円 (+8.4%)  11:30現在
 アイスタディ<2345>が急反発。学習ソフトの製販を手掛け、システムエンジニア向けなど中心にオンライン学習システム「SLAP」を展開するが、新型コロナの影響で臨時休校を余儀なくされている学校教育機関向け教育支援ツールとしての提供も進めていることから、テーマ買い対象として急浮上している。前日取引終了後には、SLAPのオンプレミス対応版(Ver1.3.0)をリリースすることを発表、これを手掛かり材料とする買いを呼び込んだ。

■ヨンキュウ <9955>  1,800円  +82 円 (+4.8%)  11:30現在
 ヨンキュウ<9955>が大幅高。同社は鮮魚流通を手掛けるほかマグロの養殖にも展開している。2日取引終了後、マルハニチロ<1333>と資本・業務提携の締結を発表、養殖事業分野での展開力強化を目的に連携する。また、同日にフィード・ワン<2060>、坂本飼料(千葉県銚子市)の飼料2社とも資本・業務提携することを発表しており、これを手掛かり材料に投資資金の流入を誘っている。

■廣済堂 <7868>  824円  +30 円 (+3.8%)  11:30現在
 廣済堂<7868>が続伸している。麻生(福岡県飯塚市)が2日の取引終了後、財務省に変更報告書を提出したことで、麻生の広済堂株式保有割合が17.85%から18.99%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は長期保有で、報告義務発生日は2月21日となっている。

■川本産業 <3604>  1,812円  +50 円 (+2.8%)  11:30現在
 川本産業 <3604> [東証2]が反発。2日大引け後、東証が3日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料視された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 エッチ・ケー・エス <7219>  3,700円  +700 円 (+23.3%) ストップ高   11:30現在
 カーブスHD <7085>  780円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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