【市況】東京株式(前引け)=続急落、一時2万2000円大台を割り込む
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場はリスク回避の売り圧力が強まり、日経平均は400円超の下げとなった。前場取引時間中に約4カ月半ぶりに2万2000円大台を割り込む場面もあった。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を警戒するムードが強い。前日の米国株市場でNYダウが急反発後に値を消しマイナス圏で着地した流れを引き継ぎ、地合いは悪い。アジア株市場では景気刺激策を打ち出した中国・上海株が頑強な値動きをみせているが、これを好感する動きはみられない。国内企業業績への影響を懸念した売りがかさんでいる。
個別ではソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も大きく下げた。東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>などの下げもきつい。オリエンタルランド<4661>も売られた。サニックス<4651>が急落、モスフードサービス<8153>、タツモ<6266>も大幅安。半面、キョーリン製薬ホールディングス<4569>が商いを伴い高く、オリンパス<7733>もしっかり。有機合成薬品工業<4531>も上昇した。
出所:MINKABU PRESS