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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):石油資源、飯田GHD、ダイトウボウ

石油資源 <日足> 「株探」多機能チャートより
■石油資源開発 <1662>  2,886円  +9 円 (+0.3%)  本日終値
 石油資源開発<1662>が続伸。10日取引終了後に20年3月期業績予想の増額修正を発表したことがポジティブ評価されている。売上高は3183億5100万円から3257億6300万円(前期比21.6%増)に見直したほか、営業利益は117億3500万円から141億900万円(同6.1倍)、純利益は188億2000万円から234億9300万円(同59.1%増)に修正した。買い入れ原油の販売数量の増加により売上高が増加した。また、国内原油や国内天然ガスの販売数量増加やオイルサンドを熱処理して取り出した油(ビチューメン)にコンデンセート(軽質油)を加えた希釈ビチューメンの販売価格上昇による販売収支の改善などが利益の押し上げ要因となっている。

■飯田GHD <3291>  1,661円  -210 円 (-11.2%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前が10%減益で着地・10-12月期も23%減益」が嫌気された。
 飯田グループホールディングス <3291> が2月10日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比9.8%減の631億円に減り、通期計画の960億円に対する進捗率は65.7%にとどまり、4年平均の74.2%も下回った。
  ⇒⇒飯田GHDの詳しい業績推移表を見る

■日本製鋼所 <5631>  1,926円  -165 円 (-7.9%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が24%減益で着地・10-12月期も47%減益」が嫌気された。
 日本製鋼所 <5631> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.9%減の162億円に減ったが、通期計画の200億円に対する進捗率は81.1%となり、5年平均の80.0%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒日本製鋼所の詳しい業績推移表を見る

■サンドラッグ <9989>  3,455円  -215 円 (-5.9%)  本日終値
 10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は18%減益」が嫌気された。
 サンドラッグ <9989> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.0%増の282億円となり、通期計画の373億円に対する進捗率は75.6%となり、5年平均の75.7%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒サンドラッグの詳しい業績推移表を見る

■タムラ製作所 <6768>  608円  -15 円 (-2.4%)  本日終値
 タムラ製作所<6768>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は10日、同社株のレーティングを「バイ」から「ホールド」に引き下げた。目標株価は750円から650円に見直した。車載、産業機械向けに重心を置いた事業構造が、環境の変化に対する逆風となっていることに加え、LEDや情報機器関連事業の収益体質悪化への対策が後手に回っている印象が否めないと指摘。中長期経営計画の達成確度も低いことから、レーティングを引き下げた。新型コロナウイルスの影響や低調な自動車生産といった景況感の悪化など考慮し、20年3月期の連結営業利益を従来予想の33億円から24億円(会社予想24億円)、21年3月期の同利益は50億円から40億円へと業績予想を下方修正している。

■あんしん保証 <7183>  391円  +77 円 (+24.5%) 一時ストップ高   本日終値
 あんしん保証<7183>は急伸して一時、前日比54円(17.2%)高の368円に買われ、昨年来高値を更新した。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年4~12月)連結決算が、営業収益24億4200万円(前年同期比8.5%増)、営業利益2億4600万円(同51.4%増)、純利益1億9500万円(同69.2%増)大幅増益となったことが好感された。新規加盟店の開拓に取り組んだことで新規契約件数が堅調に推移したほか、ニーズに合った商品プランの提案強化なども奏功した。なお、20年3月期通期業績予想は営業収益34億3000万円(前期比7.8%増)、営業利益3億1000万円(同12.7%増)、純利益2億2200万円(同6.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■ダイトウボウ <3202>  250円  +35 円 (+16.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 ダイトウボウ<3202>が一時30%の急騰で3連騰。ここ株価を急変貌させており、週初にストップ高に買われ200円台を回復、きょうも上値を買い進む動きが続いた。抗菌毛布を手掛けていることで、新型肺炎関連の一角との見方があるほか、株式需給面では10年以上にわたり100円近辺でのもみ合いを続け売り物が枯れていた。信用買い残も足もと急増しているとはいえ依然低水準で、相場がまだ若いとみた投機筋の買い攻勢が継続している。

■プラッツ <7813>  1,792円  +245 円 (+15.8%)  本日終値
 プラッツ<7813>が急反発。10日の取引終了後に発表した第2四半期累計(19年7~12月)連結決算が、売上高31億1300万円(前年同期比12.5%増)、営業利益2億6100万円(同4.9倍)、純利益2億8900万円(同2.4倍)と大幅増益となったことが好感された。18年11月に発売した介護用電動ベッド「Miolet3」の売れ行きが好調だったことが業績を牽引した。なお、20年6月期通期業績予想は、売上高63億3000万円(前期比6.6%増)、営業利益5億円(同2.1倍)、純利益4億円(同37.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■理経 <8226>  238円  +32 円 (+15.5%)  本日終値
 理経<8226>が急伸。この日、「脳活動の見える化」技術を軸としたハードウェアの開発などを行うNeU(東京都千代田区)と脳科学アドバイザリーサービス契約を締結し、VR体験中の脳活動計測を軸としたVRコンテンツ開発サービスの提供を開始すると発表しており、これが好材料視された。今回開始するサービスは、VR体験中の脳血流や皮膚電位などの生体情報を計測・分析することで、「VR空間での感性評価」や「VRの効果測定」を可能とするもの。また、台湾HTC社が提供するHTC VIVEの高精度アイトラッキングシステムを用いたVR体験者の視線追跡も含まれ、より深いデータ分析ができるとしている。

■キーウェア <3799>  774円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 キーウェアソリューションズ<3799>が3日ぶり大幅高に切り返し、100円高は値幅制限上限に買われる人気となった。株価は2月初旬に75日移動平均線をサポートラインに切り返しに転じ、足もとは大陽線で25日線もクリアする動きにあり、トレンド転換を印象づけている。NEC系のシステムインテグレーターで、足もとの業績も回復色が強い。農業ICTソリューションOGAL(オーガル)を展開し熟練農業者の技能の可視化と技能継承の支援を行っていることに着目する動きがある。また、院内感染対策システムなどをはじめ医療ICTでも幅広く自社製品で対応し、今後の展開力に期待が大きい。

●ストップ高銘柄
 コムシード <3739>  938円  +150 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 ファイズHD <9325>  645円  +100 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 高橋ウォール <1994>  583円  -150 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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