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【市況】4日の株式相場見通し=売り優勢、新型肺炎への警戒感からリスク回避ムード続く

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は、前日に続き売り優勢の地合いとなりそうだ。中国で発生した新型肺炎の感染拡大を警戒する動きが引き続き強い。前日の米国株市場では1月のISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを上回り、これを背景にNYダウが140ドルあまり上昇した。ただ、前週末の急落の反動に対する自律反発の域にとどまっているほか、日本では新型肺炎によるサプライチェーンへの悪影響が意識されており、決算発表時期と重なり神経質な展開を強いられやすい。取引時間中は中国・上海株市場や香港株市場などアジア株の動向を横目に売り圧力が強まるケースも考えられる。

 3日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比143ドル78セント高の2万8399ドル81セントと反発。ナスダック総合株価指数は、同122.466ポイント高の9273.402だった。

 日程面では、きょうは1月のマネタリーベース、1月の財政資金対民間収支など。また、10年物国債の入札も予定されている。海外では、トランプ米大統領の一般教書演説、12月の米製造業受注など。

出所:MINKABU PRESS

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