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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 日本興業、建設技研、PCA (24日大引け後 発表分)

日本興業 <日足> 「株探」多機能チャートより

 24日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 日本興業 <5279> [JQ]  ★今期経常を29%上方修正
 ◆20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18倍の2.9億円に急拡大して着地。景観資材事業で東京五輪関連工事が大きく進捗したほか、主力の舗装材なども好調だったことが寄与。高付加価値製品の販売増加も利益拡大に貢献した。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の3.4億円→4.4億円に29.4%上方修正。増益率が19.3%増→54.4%増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目となる。

 未来工業 <7931>   ★今期経常を18%上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の32.5億円→38.4億円に18.4%上方修正。減益率が17.0%減→1.7%減に縮小する見通しとなった。活況な都市再開発などを背景に受注が堅調に推移するなか、公立小中学校への空調設備工事の特需や高付加価値製品の販売増加が収益を押し上げる。

 ヒガシ21 <9029> [東証2]  ★今期の経常最高益予想を16%上乗せ、配当も3円増額
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→11億円に15.8%上方修正。増益率が2.7%増→18.9%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ITサポート事業で「Windows10」への移行作業の受注が想定を大きく上回ることが寄与。昨年10月に開設したグループ最大の物流センター(東大阪)の初期投資費用を吸収し、2ケタ増益を達成する見込みとなった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→18円(前期は14円)に増額修正した。期末配当利回りが3.05%に上昇する一方、予想PERが12.7倍→10.7倍に低下し、割安感が強まった。

 建設技研 <9621>   ★前期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の36億円→43.5億円に20.8%上方修正。増益率が13.7%増→37.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。自然災害の復旧・復興関連やインフラ整備関連などの受注が増加したことが寄与。業務効率化で原価率が改善したことも利益を押し上げた。

 PCA <9629>   ★今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の24.3億円→26.6億円に9.4%上方修正。増益率が90.7%増→2.1倍に拡大し、従来の14期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。消費税増税の実施で収束を予想していたソフトウェア需要が第3四半期も引き続き好調だったことが上振れの要因となる。

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