【市況】東京株式(前引け)=前日比12円安、朝高後に値を消す
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均株価は寄り付きは反発してスタートし、9時10分過ぎには一時、前日に比べ70円強上昇する場面があった。しかし、買い一巡後は値を消し午前10時過ぎにはマイナス圏に下落。新型肺炎への警戒感は強く、前引けにかけ小幅なマイナス圏で推移した。半導体関連や電子部品関連株は堅調な一方、銀行など金融株が安い。
個別銘柄では、前日決算を発表した日本電産<6594>は朝高後に値を下げた。ファーストリテイリング<9983>や神戸物産<3038>、資生堂<4911>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株が軟調。スズキ<7269>やホンダ<7267>も値を下げた。半面、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>、SUMCO<3436>が高く、村田製作所<6981>やTDK<6762>が値を上げた。新型肺炎関連の川本産業<3604>は連日のストップ高となっているが、日本エアーテック<6291>や日本アビオニクス<6946>は安い。
出所:MINKABU PRESS