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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 カルナバイオ、SHIFT、コジマ (9日大引け後 発表分)

カルナバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより

 9日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 カルナバイオ <4572> [JQG]  ★前期経常を3.4倍上方修正・4期ぶり最高益更新へ
 ◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の2.7億円→9.5億円に3.4倍上方修正し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前臨床試験の外注費抑制や「AS-1763」の前臨床試験費用の計上が後ずれしたことで、創薬事業の研究開発費が想定を大幅に下回ったことが寄与。創薬支援事業でキナーゼタンパク質など利益率の高い自社製品の受託が伸びたことも上振れに貢献した。

 ドーン <2303> [JQ]  ★今期経常を15%上方修正
 ◆20年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億2600万円→2億6100万円に15.5%上方修正。増益率が10.2%増→27.3%増に拡大する見通しとなった。クラウドサービスの新規顧客獲得が想定以上に進み、利用料収入が増加するうえ、既存顧客の機能拡張に伴うシステム開発の受注も伸びる。仕入れなどの製造原価が想定を下回ることも上振れの要因となる。

 JINSHD <3046>   ★9-11月期(1Q)経常は52%増益で着地
 ◆20年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比51.9%増の13.6億円に拡大して着地。国内アイウエア事業で引き続き一式単価が上昇したことに加え、増税前の駆け込み需要による客数増加なども寄与し、2ケタ増収を達成した。中国で不採算店舗を閉鎖したことも大幅増益につながった。

 SHIFT <3697>   ★9-11月期(1Q)経常は90%増益で着地
 ◆20年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比90.3%増の6億円に拡大して着地。主力のソフトウエアテストで金融、保険、通信、ERP領域の大型顧客獲得が進んだことが寄与。高付加価値サービスの増加などでエンジニア単価が上昇したことも大幅増益に貢献した。
  上期計画の9億円に対する進捗率は67.7%に達しており、業績上振れが期待される。

 キャリアL <6070>   ★今期経常を42%上方修正
 ◆20年2月期の連結経常利益を従来予想の4億1900万円→5億9500万円に42.0%上方修正。増益率が44.5%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。消費税増税関連スポット案件をはじめとするBPO案件や給与計算受託業務で好採算案件が伸びる。業務効率化や事務所移転による賃借料の削減で販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。

 コジマ <7513>   ★9-11月期(1Q)経常は3.5倍増益・上期計画を超過
 ◆20年8月期第1四半期(9-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.5倍の9.7億円に急拡大して着地。消費増税前の駆け込み需要を追い風に、大容量・高機能モデルを中心に冷蔵庫や洗濯機、エアコンの販売が伸びたほか、4Kテレビ、パソコン、ゲームなども好調だった。
  上期計画の9.3億円をすでに5.2%上回っており、業績上振れが期待される。

 トーセイ <8923>   ★今期税引き前は8%増で5期連続最高益、5円増配へ
 ◆19年11月期の連結税引き前利益は前の期比18.9%増の120億円で着地。続く20年11月期も前期比7.9%増の130億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の不動産流動化事業で大型物件を中心に販売が大きく伸びるほか、開発事業における大型マンションや物流・商業施設の売却なども寄与し、32.3%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の47円に増配する方針とした。

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